76. Pink side ページ34
※お話の流れを私自身が理解しておらず、過去の話で100m走にもタイム賞をつけていたのですが
100m走のタイム賞は無く、代表リレーだけタイム賞があるという形に訂正させていただきます。
混乱を招いてしまい、大変申し訳ございません。
教員リレーはかなり盛り上がった。
みんな、自分の競技が終わっているため
その安心感や競技をやりきった達成感等から
普段見ることのない先生たちの貴重なレース風景を
心の底から楽しんでいるようだった。
(淳太、案の定コケてたな。)
運動が苦手な淳太は、カーブを曲がりきれず、思い切り転倒していた。
(そん時の照史の慌てようよ...)
俺の隣でレースを見ていた照史は
淳太がコケた瞬間、本人以上の大きな叫声を上げ
ワタワタと救護室に向かい、淳太を手当てする準備をしていた。
(ま、会場は爆笑やったけど。)
そんなこんなで教員リレーが終わり、現在は閉会式の最中
俺は実行委員長のありきたりな言葉が並んだ挨拶を聞き流す。
挨拶が一切耳に入らないくらい、俺はどきどきしていた。
(この後、競技賞の発表や...)
競技賞、そこでタイム賞が発表される。
何となく、結果は読めているのに無駄に期待が募る。
(俺がとったところで、何も変わらへんかもしれへんのに)
今までの関係が変わる。
そんな確証は一切ないのに。
期待外れのあっけない結果が待っているかもしれないのに。
そんな不安定なものに縋るほど、追い詰められている。
自分からは動けないから。
足はどこにも動かないから。
(チャンスを掴むことしかできない。)
意気地無し
その言葉に反論は出来ない。
時間はもうない
分かってる。
それでもここまでは頑張って近づいたのだから
限りなく低い可能性でも、チャンスを作り出す。
(ここで俺の賞が決まれば、少しでも可能性が上がる。)
次々と呼ばれる名前
比例して、高鳴る鼓動
『代表リレー、1年生タイム賞
1年D組、第4走者 小瀧 望』
俺の周りで歓声が上がる。
クラスメイトがこちらを見て笑みを浮かべている。
(良かった...後は、全体のタイム賞...)
『代表リレー、2年生タイム賞
2年A組、第4走者 重岡 大毅』
予想通り、シゲの名前が呼ばれる。
(心臓、うるさ...)
『代表リレー、3年生タイム賞
3年C組、第4走者 �霤� 崇裕』
全て、予想通り。
問題はこの後だ。
『代表リレー、全体タイム賞...
続く
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あおりんご - すごく面白いです。頑張ってください (2018年7月31日 11時) (
レス) id: b890d2b513 (このIDを非表示/違反報告)
nwvd5lqZIemU6NI(プロフ) - この作品好きです 私もテスト期間なので、お互い頑張りましょう！ 更新楽しみです (2018年7月30日 0時) (レス) id: 33d05f4c85 (このIDを非表示/違反報告)
か - 更新待ってます面白いです (2018年7月26日 20時) (レス) id: 592cacc93a (このIDを非表示/違反報告)
ウルフ(プロフ) - 凄く面白いです！私は期末試験がもうすぐあるので、お互い頑張りましょう！ (2018年2月10日 15時) (レス) id: c751a453ea (このIDを非表示/違反報告)
ふじかえる(プロフ) - いつもニヤニヤしながらみてます(( 受験頑張ってください (2018年2月9日 21時) (レス) id: 1e6ee963f4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：彩藍 | 作成日時：2018年1月6日 19時
