66. Green side ページ21
騎馬戦は1年生3人で仕事をすることになっている。
俺とのんちゃんが安全確認
崩れそうな騎馬がないか、一体一体確認したり
騎馬から落ちてしまった競技者の救護活動するをしたりするらしい。
流星は記録者
最後まで残っていた騎馬の数や倒した数などを見て記録するらしい。
「3年生のやる気やばいな」
流星が記録用のバインダー片手にぼーっと見つめている。
3年生はハチマキをぎゅっと締め、半袖を肩まで巻き上げ、燃えているようだ。
1回戦はA対B
照史君は騎馬の上、騎手の役だった。
大きなピストルの音で3年生が雄叫びのような声を上げながら進んでいく。
早くも倒されている騎馬や、ずっと逃げ惑っている騎馬など作戦は騎馬によって様々で
チームで練りに練った作戦がどんなものかは知らないが
3年生がこの騎馬戦にただならぬ思いを持っていることは充分伝わってくる。
放送委員の実況も今日1の盛り上がりを見せている。
「なぁ、あの騎馬危なくない?」
「ちょっと見とこか。」
白熱している分、力加減ができなくなっているのだろう。
かなり強い力と勢いで相手のハチマキを取りに行こうとしている。
俺ら2人で騎馬の観察をしていたその時だった。
下の馬役との連携がとれていなかったようだ。
1度、相手の騎馬から離れたのに対し
騎手の人が無理に手を伸ばしたため、バランスを崩しそうになる。
それに気づいた1人の馬役の人が、反射的に近づいたため
一気に騎馬が崩れ、全員が転倒
さらに
崩れたことに気づかなかった、後ろにいた騎馬が下がろうとし
急に止まったため、この騎馬も転倒
計8人が転倒した。
「のんちゃん!」
「はよ駆けつけよ!」
俺らは走って、倒れた騎馬の元へ向かった。
幸い過擦り傷程度で済んだ人もいたが
両足から思いっきり血が出てる先輩もいた。
のんちゃんが1人の先輩の肩を抱き、保健室へ向かった。
俺は身体が小さく、体格差がある先輩を運ぶことはできなかったので
保健室で先生達の手伝いをしていた。
そのせいで照史君の試合を見れず
後で文句を言われたことについて、本当に申し訳ないと思っている。
まぁ、大量の騎馬を倒したことを
中間先生に褒められて
スグに機嫌は良くなっていたが。
続く
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あおりんご - すごく面白いです。頑張ってください (2018年7月31日 11時) (
レス) id: b890d2b513 (このIDを非表示/違反報告)
nwvd5lqZIemU6NI(プロフ) - この作品好きです 私もテスト期間なので、お互い頑張りましょう！ 更新楽しみです (2018年7月30日 0時) (レス) id: 33d05f4c85 (このIDを非表示/違反報告)
か - 更新待ってます面白いです (2018年7月26日 20時) (レス) id: 592cacc93a (このIDを非表示/違反報告)
ウルフ(プロフ) - 凄く面白いです！私は期末試験がもうすぐあるので、お互い頑張りましょう！ (2018年2月10日 15時) (レス) id: c751a453ea (このIDを非表示/違反報告)
ふじかえる(プロフ) - いつもニヤニヤしながらみてます(( 受験頑張ってください (2018年2月9日 21時) (レス) id: 1e6ee963f4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：彩藍 | 作成日時：2018年1月6日 19時
