71話 ページ22
「オレかゴンがまたノブナガに見つかったら多分逃げ切れない。だけど今ならクラピカがいる。
奴らが地下に潜って力を蓄える前に芽を摘んたほうがいい。」
「今なら奴らのアジトもわかる。
もちろん、もう逃げてるかもしれない。その確率は時間が経つほど大きくなるぜ。」
『動くなら早いほうがいいということだな。』
多少危険が及ぶが、今後の事を考えると少しでもこちらが優勢になるように行動しなければ。
クラピカのため、ゴンとキルアのため、それを見守るレオリオのためにも。
そのヒソカという奴が旅団に潜り込んでいるのなら死体が偽物だとクラピカにバラすのも時間の問題。
『どうする?』
「やるならすぐだ!!考えてる時間はない!!」
「...確かに、その女は私にとっても危険だが
クラピカがそう言った時、タイミングよくその連絡は来た。
.
.
「なんだよ急にどーしたんだ?!
おいクラピカ!!おいって!!」
「....ヒソカから?」
「あぁ。」
『...死体は偽物だった、そうだろう。』
「知っていたんだな。」
『........すまないな。』
クラピカは責めるわけでもなく私の目を見て言った。
「理由は良い。私から君への信用も変わらない。
君は、私を思って秘密を守っていたんだろう。」
見透かされていたか。
クラピカに負担をかけたくないと話していなかったことが、逆に負担になってしまった。
『貴方が私を信用して、仲間として能力のことを話してくれた。それを裏切るような形になってしまったな...。』
「能力のことを話したのは私だ、君の気にすることではない。」
ゴン、キルア、レオリオは黙って私達の話を聞いているが
クラピカも他の三人も混乱しているのは分かった。
「
「天空闘技場のあいつみたいな能力か!!」
「カストロ!!分身を作り出した人!」
『...やはりもっとはやく知らせておくべきだった。どうする?』
「完全に事態は急変したぜ。」
クラピカは足を止めた。
「そうだな、まずい...。
確かに...同じ具現化系の能力者なら可能だ。
そんなことに頭が回らなかった私にも問題はある...。」
『罪滅ぼし、というわけでは無いが。信頼してくれている貴方に隠し事をしてしまったのでな。
言ってくれ、何でもやろう。』
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霧雨咲夜@暇人(プロフ) - とっても面白いです！応援してます(o^∀^o) (2020年10月4日 16時) (
レス) id: 6ad849c206 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ナイル/手裏剣 | 作成日時：2020年8月2日 17時
