4話 ページ5
「さあ、ここが仕事部屋。
あっちがボクのデスクでそっちがAさんのです。」
ご自由にお使いください、と言いながら自分のデスクの方に向かうパリストン。
それにしても随分でかいデスクだな...
しかもそれなりに広い部屋なのにおいてあるデスクはパリストンのと私のだけ。
あとは本や電話やらが色々ある。
...私が来ることはやはり強制だったか。
『ネテロ会長から聞いている、仕事はしているようだが裏で手を回すことがあるそうだな。』
「おや？会長そんな事を言ってたんですか？相変わらずだなァ。」
ニコニコ本心でもなさそうな笑顔を浮かべだす。
『"猫"である以上、パリストンの裏の操作を監査しなければならない。』
「監視...？貴方が？」
『いかにも私のほうが下だと思っているみたいだけど、戦闘能力で"ジン"にも劣る貴方が私に勝てるわけない。』
そう、私はいつでもこいつを拘束することができる。
「...Aさんも相変わらずジンさんジンさんですか、本当変わりませんね。」
『...ジンは私の仲間だけど私は貴方が嫌いだから。』
「ひどいなあ、ボクはAさんのこと結構好きですよ？」
『やめてくれ、気持ちが悪い。』
「本心何だけどなあ。」
軽くスルーして書類に目を通す。
仕事はできるみたいだがやはりこいつの事だからなにか裏がある。
会長の為に、私がしっかりとこいつの行動を見張って置かなければ。
補佐なんて形だけでいい。
「あ、この他にも仕事部屋があるんですけど後で一緒に行きましょう！そこではボク達以外も働いてますから挨拶しておかないとでしょ？」
『...この協会内部の役員は好きじゃない。私の働く場所はここだけでいい。』
親パリストンとは絶対に仲良くできない...。
一緒に仕事なんてたまったもんじゃない。
『とにかく、私は会長に貴方の補佐を頼まれただけ。貴方の補佐なら使うのはこの部屋だけで十分だろう？』
「ん〜〜まぁそれでも大丈夫ですけど。せっかく優秀な補佐を自慢しようと思ったのになァ。」
『...余計に他の連中と仕事をしたくない。』
「ま、電話の受け答えや資料のまとめなどやっていただければボクも助かりますし、たしかに必要ないかもしれませんね！」
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駒田針 - フルバっぽいんですね。応援してます (2020年11月14日 20時) (
レス) id: b768d69f7e (このIDを非表示/違反報告)
Aaa(プロフ) - 大好きです、、これからもよろしくお願い致します。 (2020年7月30日 16時) (レス) id: 71d8bfbda5 (このIDを非表示/違反報告)
名無し - 面白いです。続き楽しみです。応援しています頑張ってください!!!!!!! (2020年5月25日 21時) (レス) id: 163dfec881 (このIDを非表示/違反報告)
りあ - すごく面白いです...！！更新待ってます！！ (2020年3月4日 22時) (レス) id: bb950de271 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ナイル/手裏剣 | 作成日時：2019年6月8日 13時
