1話 ページ1
「あれー？Aさんでは？久しぶりですね！」
287期ハンター試験が行われている頃、ネテロ会長に用事がありハンター協会本部に訪れた。
『どいて。私は貴方に用はない、ネテロ会長に用がある。貴方にかまっている暇はない。』
「残念ながら、今会長はハンター試験でここにはいませんよ。」
『何？会長直々にハンター試験へ向かったのか？』
「ええ。詳しい話は聞いてませんが...それで、Aさんは何の用です？」
『気持ちが悪いから気安く名前で呼ばないで。ここへ来たのは会長に用があったから。会長がいないなら出直すだけ。』
「相変わらず堅苦しいですねえAさん。せっかく来たんですからお茶くらいは出しますよ？」
十二支んの中でも厄介な人物、パリストン=ヒル。
私はこいつが大嫌い。
『ビーンズはいる?いるならビーンズとお茶したいのだけど。』
「そんなこと言わずに!たまにはボクとお話しましょうよ!それとも"猫"と"子"ですから、嫌ですか？」
....私は猫。
十二支んは会長がその実力を認めたエリート集団の集まり。
こいつもその中の1人。
私はその中には入っておらず、十二支から外れた仲間はずれの猫。
それは私がまだまだ実力不足だからなのか、それともほかになにか理由があるかはわからないけど
ネテロ会長からは"猫"と呼ばれている。
『...ネテロ会長とは電話で連絡をとる。
用があるといっても言ってきたのは会長の方、私は会長の支持にしたがうだけ。』
「何かあったんですか？」
『それは知らない、貴方から聞けばいい。手当り次第ハンター協会への害を排除しようとするのはいいけど、貴方のやり方は昔から嫌い。』
「昔といってもほんの数年ですけどね!
そうですか、ではボクはこれで。」
ニヤニヤしたようなあの笑い方、あいつの笑顔....いつか私が消す。
『会長は何であんなやつを...』
信頼なら私だって十分にある。
なのにネテロ会長の近く、いや隣にいるのはいつも私ではなくあいつ。
...不快。
念能力なら私のほうが断然上、頭脳だってそれなりにあるのに
あいつが私より上なのがとても不快。
猫はどれだけ努力してようと子には勝てない。
と、言われているような気がした。
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駒田針 - フルバっぽいんですね。応援してます (2020年11月14日 20時) (
レス) id: b768d69f7e (このIDを非表示/違反報告)
Aaa(プロフ) - 大好きです、、これからもよろしくお願い致します。 (2020年7月30日 16時) (レス) id: 71d8bfbda5 (このIDを非表示/違反報告)
名無し - 面白いです。続き楽しみです。応援しています頑張ってください!!!!!!! (2020年5月25日 21時) (レス) id: 163dfec881 (このIDを非表示/違反報告)
りあ - すごく面白いです...！！更新待ってます！！ (2020年3月4日 22時) (レス) id: bb950de271 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ナイル/手裏剣 | 作成日時：2019年6月8日 13時
