自分勝手な人 ページ10
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柚子「 おっは！ 」
「 おはよ〜 」
教室に入り
朝から元気な柚子に
おはようを言ってから席に着く
玄樹「 Aおはよ！」
「 あ 、おはよう玄樹 」
隣の席に座る玄樹の髪が
窓からの日差しで
今日は一段と明るく見える
玄樹「 今日から部活だねー 」
「 私って本当にダンス部入るの？ 」
玄樹「 そうだけど？ 」
「 嘘でしょ … 」
玄樹「 嘘は言わない主義 」
信っっじられない
入部するなんて一言も言ってないのに
玄樹「 場所は昨日のとこだからね！ 」
「 もう忘れたよ 」
だって昨日は迷子になって
たまたま辿り着いちゃっただけだもん
玄樹「 じゃあ俺が連れてくから放課後待ってて！ 」
「 えー ほんとに行くの 」
玄樹「 当たり前でしょ ♪ 」
ルンルンで
鼻歌なんか歌っちゃってる玄樹
玄樹「 だってもう入部届も提出したし 」
「 はっ！？ 」
玄樹「 この学校は退部禁止だからねー 」
待って 、退部禁止とか聞いてない
.
先生『 週番 号令ー 』
玄樹「 じゃ！放課後ね 」
軽く片方の口角を上げる彼は
本当に何を考えているのか分からない
.
.
昼休み
「 柚子ー！購買行ってくる！ 」
柚子「 お 、行ってらっしゃい！ 」
この学校の購買は
１５分で全て売り切れるらしい
私の好きなカレーパンも売ってるみたいだから
それを買うために
階段を猛ダッシュで駆け下りる
「 あっ！まだあと１個ある … っ 」
購買に着くとすでに生徒たちで溢れていて
その中を掻き分けて
１つだけ残っていたカレーパンに
手を伸ばす
… と同時に
誰かとぶつかった私の手
神宮寺「 わお 、昨日の迷子ちゃん 」
「 あ！ 」
上から声が降って来て見上げると
私の大事な大事な入部届を
勝手に提出したあいつが立っていた
神宮寺「 そのカレーパン俺にちょうだい？ 」
わざと優しく笑って
優しい声で言ってくる
「 じゃあ私の入部届も何とかしてください 」
神宮寺「 んー それは無理 」
「 どうしてですか？ 」
神宮寺「 もう俺らで決めた事だし 」
その謎の思考回路は
一体どうなっているのやら
神宮寺「 もーらいっ 」
「 ちょっと！ 」
私が少しよそ見した間に
ひょいっとカレーパンを取り上げ
" ごちそうさま " なんて
「 … ムカつくっ 」
私 、この人嫌いかも
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ゆきナーニャ - れんあいげーむ、面白かったので、この作品をモチーフした絵本を書いてよろしいでしょうか？ (2020年1月28日 19時) (
レス) id: a6457eaa1a (このIDを非表示/違反報告)
かすは - この小説面白すぎ！もうきゅんきゅんが止まらなかった〜〜〜^ - ^ (2019年2月17日 18時) (レス) id: c9bd8bf972 (このIDを非表示/違反報告)
.｡°◇ちはの◆ありやま◇°｡. - これ、誰オチなんですか？ 玄樹君がいいです…*^^* (2016年4月30日 7時) (レス) id: 08ca768d3d (このIDを非表示/違反報告)
ゆり(*´ω｀*)(プロフ) - ほんとに面白くて、友達にも勧めちゃいました笑笑 頑張ってください！！ (2016年4月29日 12時) (レス) id: 646d7d43e9 (このIDを非表示/違反報告)
ハトポッポ - やばい！おもしろい！更新待ってマース！ (2016年4月23日 10時) (レス) id: f9ded6158e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴらのん | 作成日時：2016年2月16日 13時
