嫉妬が起こす恐怖 ページ49
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「 玄樹 付き合ってくれてありがと 」
玄樹「 いいえ！ 」
なんだかんだ喋りながら歩いていると
いつの間にか
昇降口まで来ていた
玄樹「 そういえばA 、鞄は？ 」
「 あっ！ 教室だ … 」
下駄箱のところで
隣で上履きに履き替えている玄樹に言われ
鞄は教室に置いたままだった事を
ふと思い出す
「 じゃあ私 、教室寄ってから行くから
先にみんなのとこ帰ってていいよ 」
玄樹「 おっけーい
じゃあその袋俺が持ってくよ 」
「 うん 、よろしく 」
そして右手に持っていた
小さなコンビニ袋を玄樹に渡した
「 あ 、カレーパンは私と勇太だから！」
玄樹「 はいはい (笑) 」
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玄樹と別れて
シーンとした校内を一人歩く
「 ああ〜 遠いなぁ … 」
昇降口からあの部屋までは近いのに
教室まで行くのは結構面倒で
この学校の作りは本当に嫌い
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「 … よいしょ 、っと 」
そしてようやく教室にたどり着いた
教室にはもちろん誰もいなくて
窓から外を眺めると
日が沈んで暗くなって来た校庭は
まだまだ生徒達で溢れている
そういえば数時間前
私が一人でここにいた所を
紫耀が「 行こ 」って
外に連れ出してくれたっけ
まあ多分 、私の予想だと
私がぼっちになる事を想定して
勇太が紫耀を送ったんだと思うけど
… あの人 、超能力者だからね (笑)
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本当は今日 、
この教室で一人ぼーっと過ごして
何の思い出も残らない
つまらない文化祭になるはずだったのに
紫耀と一緒に屋台回って
美味しい物いっぱい食べて
かと思ったら
変な奴に絡まれて
６人がサプライズで
ダンスをやってくれて …
この学校での
最初で最後の文化祭は
みんなのおかげで
一生の思い出になった気がする
.
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「 … 戻るか 、」
そして
鞄を持って立ち上がり
教室を出ようとした 、
その時 …
『 あー 、いたいた 』
「 ？ 」
『 どーも 』
突然 、教室のドアの所に
怪しい笑みを浮かべた
女の子３人が現れて
ドンッ ___ ！
「 いった … っ 、」
『 はははっ！ごめーん 痛かったぁ？ (笑) 』
理由も分からぬまま
真ん中のリーダーっぽい子に
いきなり床に突き飛ばされた
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ゆきナーニャ - れんあいげーむ、面白かったので、この作品をモチーフした絵本を書いてよろしいでしょうか？ (2020年1月28日 19時) (
レス) id: a6457eaa1a (このIDを非表示/違反報告)
かすは - この小説面白すぎ！もうきゅんきゅんが止まらなかった〜〜〜^ - ^ (2019年2月17日 18時) (レス) id: c9bd8bf972 (このIDを非表示/違反報告)
.｡°◇ちはの◆ありやま◇°｡. - これ、誰オチなんですか？ 玄樹君がいいです…*^^* (2016年4月30日 7時) (レス) id: 08ca768d3d (このIDを非表示/違反報告)
ゆり(*´ω｀*)(プロフ) - ほんとに面白くて、友達にも勧めちゃいました笑笑 頑張ってください！！ (2016年4月29日 12時) (レス) id: 646d7d43e9 (このIDを非表示/違反報告)
ハトポッポ - やばい！おもしろい！更新待ってマース！ (2016年4月23日 10時) (レス) id: f9ded6158e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴらのん | 作成日時：2016年2月16日 13時
