知らない人 ページ40
.
紫耀「 うまっ！ 」
「 食べ過ぎじゃない？ 」
唐揚げ 、焼きそば 、お好み焼き 、
じゃがバター 、ポップコーン …
部活ごとにやってる出店を回っては
さっきから食べてばっかりの紫耀
あなたの胃は
一体どうなってるんですか
紫耀「 Aも食べる？ ほいっ 」
そう言って
ふわふわの綿飴を私に差し出す
「 … ん 、おいし (笑) 」
綿飴を食べたのなんて
何年ぶりかな
久しぶりに食べた綿飴は
口が溶けそうになるくらい甘くて
そんな私を見て
隣の紫耀が満足気に笑った
.
.
紫耀「 俺ちょっとトイレ行ってくるな〜 」
「 あー うん 、場所分かる？ 」
紫耀「 馬鹿にしすぎやろ (笑) 」
「 私ここで待ってるね 」
紫耀「 ほいほーい 」
トイレのある方に歩いて行く
紫耀の後ろ姿を見送って
綿飴屋さんのすぐ側にある
ベンチに腰掛けた
そういえば
さっき焼きそば屋に行った時
柚子 、頑張ってたなぁ
ちゃっかり１.５倍くらいの量に
してくれたりして
私が紫耀と行ったから
目をパッチリ開けて驚いてたけど (笑)
なんで自称ダンス部は
何もやらないんだろう
つまんないの
.
『 ねえ 』
「 はい？ 」
そのままボーッとしていると
いきなり知らない２人の男の人に
声を掛けられた
『 君 、ここの高校の子？ 』
「 そうですけど 」
… 何 、こいつら
雰囲気は勇太とか廉よりも
明らかにチャラい
金髪に近い明るい髪色で
耳にはピアスを何個も開けている
この制服って
どこの高校だっけ
『 さっきの彼氏？ (笑) 』
「 さっきの？ 」
『 いたじゃん〜
君と一緒にいたイケメンくん 』
… あ 、紫耀の事？
『 彼氏じゃないの？ 』
「 残念ながら違いますよ 」
『 じゃあそんな奴 放っといて俺らと遊ばね？ 』
『 はい 立ち上がってー 』
「 えっ！？ はあっ！？ 」
２人が無理矢理
ベンチに座っている私の腕を
両側から掴んで立たせようとする
必死に抵抗するも
男の力に勝てるはずも無い
「 ちょっとっ！ やだ … っ 、離してよ！ 」
怖くて自然と涙が溢れ出す私
『 ごめんね？泣いても無駄だよ 』
「 … っ 、しょおっ … 」
『 さっきのイケメンくんは
しょう って名前なんだ 、へぇー 』
… どうしよう 、怖い
紫耀 助けて
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ゆきナーニャ - れんあいげーむ、面白かったので、この作品をモチーフした絵本を書いてよろしいでしょうか？ (2020年1月28日 19時) (
レス) id: a6457eaa1a (このIDを非表示/違反報告)
かすは - この小説面白すぎ！もうきゅんきゅんが止まらなかった〜〜〜^ - ^ (2019年2月17日 18時) (レス) id: c9bd8bf972 (このIDを非表示/違反報告)
.｡°◇ちはの◆ありやま◇°｡. - これ、誰オチなんですか？ 玄樹君がいいです…*^^* (2016年4月30日 7時) (レス) id: 08ca768d3d (このIDを非表示/違反報告)
ゆり(*´ω｀*)(プロフ) - ほんとに面白くて、友達にも勧めちゃいました笑笑 頑張ってください！！ (2016年4月29日 12時) (レス) id: 646d7d43e9 (このIDを非表示/違反報告)
ハトポッポ - やばい！おもしろい！更新待ってマース！ (2016年4月23日 10時) (レス) id: f9ded6158e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴらのん | 作成日時：2016年2月16日 13時
