3/1_3 ページ6
甲斐side
遅刻ギリギリに教室に入る
石「おー間に合った間に合った〜」
柊「間に合ってない、遅刻だよ」
須「ぶっきー少しぐらい大目に見ろって!」
それから一層騒がしくなる
すれ違いざまに諏訪とハイタッチをする
.
自分の席を見ると、視界に入るアイツ
俺の後ろの席にいるA
最近いつも外を見ている
.
甲「よう、また外見てんのか?」
.
『うん。大好きな人にもう少しで会えるから』
少し悲しそうに、ソイツは笑った
.
柊「今日は大切なお知らせがあります」
担任の声が響く
俺は後ろを向いたままだ
.
柊「今から皆さんには、人質になってもらいます」
.
その馬鹿げた言葉に、Aは困った顔をし、俺の目をまっすぐ見て言った
.
.
『予定より早くなるかもね』
238人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:025 | 作成日時:2019年3月26日 22時