3話「この学校は髪色ヤバいやつしかいないのか?」 ページ4
ありがとう!!!!!と竈門くんの声を耳にしながら、慌てて教室を飛び出したものの、ジャージの姿はない。歩くの早すぎだろ。
ちょっと待ってくれてもよくない!?そっちが指名しといてこの仕打ち。入学したてで学校の中の地図分かってないのに!!!!職員室どこだよ!!!!
キョロキョロと辺りを見渡しながら、校舎内を走る。無駄に広いな。さっきから同じところをグルグルと回っているのは気の所為だろうか。
困ったな。どうしよう。誰か、そこら辺の人に聞こうかな。
「1年生か?」
声をかけられそちらを向くと、宍色の髪の男の人。この学校は髪色が明るい人が多いのかな。あと口元に、、傷跡。ちょっと痛そうだな。
「あ、はい。えっと職員室ってどこですか?」
「俺も今から職員室に用事があるから、案内がてら一緒に行こうか」
「すみません助かります」
良かった優しい人だ!!
話を聞くとに2年生の先輩らしい。錆兎先輩。この人も難しい字を書くんこれまた。
軽く学校のことを談笑しながら無事に職員室前に到着。案内してもらってあれだけど、ちょっと覚えられそうにないな。
「じゃ、俺はこれで」
「ありがとうございました。…って、あれ、錆兎先輩、職員室に用事があるんじゃ…」
「あー…ま、気にすんな。後輩が困ってるみたいだったから、つい、な。」
ぽんぽん、と頭に手を置かれた。うわっ、イケメンスキル発動か!!!!惚れてまうでそんなん!!!先輩ちゅき!!!!
どうやら錆兎先輩は剣道部らしい。部活はまだ考えてなかったけど、ぜひ見学に来てねと誘われたし、今度覗いてみようかな。
そんなことを考えながら職員室に入る。えーと、ジャージ、ジャージ……富岡先生は、と。
「あ、いた。先生。これ、」
「青柳か」
「言っときますけど、学級委員押し付けてそのまま放置で職員室に戻るとか、先生の好感度ゼロですからね」
「なんだァ?冨岡。入学早々ハデに嫌われてるじゃねぇか」
口を挟んできたのはなんとも派手な先生。いやほんとに派手だな。白髪…?ガム噛んでるのか…?
「…俺は嫌われてない。……悪かったな青柳。お前のことは事前にとある生徒から聞いていてな。面倒見のいい芯のある生徒だと」
「う…いや、まぁ、別に、いいですけどもう」
そんなふうに言われて悪い気はしない。つくづくちょろい性格だ私。
あと、この先生、口下手なだけで悪い先生な訳では無いのかもしれないな
てか、誰だよそんな情報垂れ込んだの。
4話「パンパカパン屋さん」→←2話「人は見た目によらないってことだ!!!」
331人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
雲雀浬 - あっ!言い忘れてた、剣道部でーす!続き楽しみにしてるよ!頑張ってね! (2020年5月15日 2時) (レス) id: 1a3e36626c (このIDを非表示/違反報告)
雲雀浬 - はじめまして!雲雀浬です!すっごく面白いです!伊之介可愛い!!!!むふふ♪あっ!あと、冨岡さんは、ウ冠ではなく、ワ冠ですよ!続き、頑張ってください!! (2020年5月15日 0時) (レス) id: 1a3e36626c (このIDを非表示/違反報告)
ひなた(プロフ) - すれぃさん» 山本氏書きやすくて…ついつい多めに出しちゃってますね……笑 優しくていい子なのでそれもありですね!おっと誰か来たようです(茶番やめな) (2020年5月14日 17時) (レス) id: 138242db57 (このIDを非表示/違反報告)
すれぃ - もうなんだか山本くん落ちでも良い気がしてきました(あかん) (2020年5月13日 22時) (レス) id: a4dc3297d8 (このIDを非表示/違反報告)
ひなた(プロフ) - メイアPさん» 嬉しいコメントありがとうございます!そうですね…自粛が続き、ストレス溜まりやすかったりしますもんね…そんな中で少しでも楽しんで頂けたなら本望です…!更新頑張りますね!!!! (2020年5月9日 11時) (レス) id: 138242db57 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ひなた | 作成日時:2020年3月28日 12時