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110話 ページ21

Aside



駄作「やっぱりAはすごいな...」



A「というか、いじめる理由って知ってるか?」



駄作「いや、知らんな」



A「欲とか自分の思い通りにならない、そういった理由だ」



駄作「そうなんだ」



駄作は頷きながら、私の話しに耳を傾ける
いつも本を読んでるイメージがある駄作だから
こういった知識はあると思った



関係ねぇか、こんなのどっちかというと



人間心理の方だからな




駄作「じゃあ、二階堂はきっとAの勉強ができて運動ができるというのに嫉妬したんじゃない?」



A「勉強は努力次第だろ」



駄作「運動神経はなんともならないよ」



A「はぁ...」




運動もそこそこ頑張ったつもりなんだけど...
親に虐待を受けて以来、私は誰にも負けないように
近所の武道家のおじさんに教えてもらったりして
喧嘩強くなったけど




駄作「僕が転校する前は本当にいじめられてたなぁ変わり者だって」



A「お前はもともと変わり者なの知ってんだけど」



駄作「Aはね!僕は5年くらいで竜宮小に転校したんだけどね、実はいじめも原因なんだ」



A「そんな事が...」



駄作「だから僕はAの事心配になる時あるんだよね、本当に」



A「そんな輩ぶっ飛ばせよ」



駄作「え、なにこの人怖い」



A「本当は二階堂もぶち〇すって思ったけど学校にチクられて終わりだから辞めてるんだぞ?」



駄作「え、」



A「二階堂も早く私の事殴らねぇかなぁ、コネ使って人間動かしてるから無理なんだよな」



駄作「怖....」



私はついそんな駄作のリアクションを見て
笑ってしまった、喧嘩できない系男子だな



駄作「流石、Aだな」



A「仕方ねぇから今度お前がいじめられ時に守ってやるから...私を呼べよ」



駄作「それ男子が言うセリフだし、いちいちお前!カッコイイんだよ」



A「別に...」



駄作「流石は僕の惚れた人だね」ボソッ



A「ん?」




チュ...




駄作は私の唇にキスをする、そして放課後の夕焼けが私達二人を照らす


私から体を離してその場を去って行った


本当に私達の関係って不思議だよな友達で恋人未満みたいな、めちゃくちゃ仲がいいってだけだ




駄作「じゃあな、また明日」




教室から出ていく時に「じゃあな」と言って
手を振る、そして挨拶を交わした





A「じゃあな」

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輝夜(プロフ) - ☆Snow moon☆さん» いえ、大丈夫です!嬉しいコメントありがとうございます! (2021年8月1日 20時) (レス) id: 7e2f4c64ce (このIDを非表示/違反報告)
☆Snow moon☆ - …ごめんなさい、今凄く雌豚を((ゲフンゲフン…ニカイドウさんをカッターでメッサ刺しにしたい自分が居ます……すんませんこんな事書いて… (2021年8月1日 18時) (レス) id: ec997d3961 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:輝夜 | 作者ホームページ:https://Twitter.com/oekakiakau  
作成日時:2019年8月20日 2時

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