未来を潰された雪女の先は『4』【スウィーツ】

107話 ページ18

Aside



ﾁｭ...ﾁｭ....ｯ



教室じゅうに私達の吐息と、リップ音がこの放課後のだれもいない部屋で鳴り響く


なんだろう？駄作は自分の彼氏でもないのに


こういう事をしているとき、そんなに嫌とは思わないんだよな



安心する



多分、感覚が麻痺しんだろうな



小さいころこら愛情をもらっていなかった
私はきっと愛がどういうのかわからない



駄作がしているのも、兄弟とかがよくやっている
ハグみたいなものだと


そういう感覚に陥る



A「ん....っ....あっ...」



駄作「はぁ////....っん////....」



A「...んっ...///」



自分の唇と駄作の唇がくっついたり、離れたり...
離れた際に「ﾁｭ」とリップ音が鳴り響く



暑い...人の温もりってこんなに暑いのか




角度を変えての浅いキス...駄作はちょっと違和感を覚えたのか、1回唇を私から離す



すると、駄作は首を傾げながら私に質問をした



駄作「....Aってなんか体温低いよな？前も少し思ったけど、流石に冷た過ぎると思うけど」



A「生まれつきだ」



駄作「冷えてるのか...」



雪女だから冷たいのは、当たり前...


普通の人間の体温より10度くらい違うだろうから
直ぐにわかるだろうな


増してや手や足など、神経が一番遠い部分は得に
冷たい



駄作「冷え性か」



A「違うわ」



そういうと駄作は私をまた持ち上げて向きを変える
そして駄作とは向い合わせではなく

駄作からバックハグされてる状態



駄作「冷たいな」

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