マッシュの姉ちゃんは皆に愛されるようで『2』【マッシュル】

65話「今日も愛されるって(過去編・レイン)」 ページ15

私の部屋に丁度三日月の光が入る
レインとベットの縁に腰掛けて三日月を眺める


レインの肩に頭を預ける




こうしてるとレインと出会った当初を思い出すわ




『初めて会った時の事覚えてる？』




レイン「Aは初めから可愛かった、今は美人寄りになった3年で変わり過ぎだ」




『私って初めから可愛いのね〜私にとってレインの第一印象は私は目つきの悪い奴がクラスにいるな〜って思ってた

一人でいるから虐められてるかと思ったわ』




レイン『随分な言われようだな』




無口な彼は私が編入したての頃、特に目付きが悪くて誰一人として彼に寄る事は無かった



レイン「フィンが幸せに暮らせるように神覚者になったんだ」




『レインって努力家よね』











〜1年生の時〜





「A・バーンデッド、イーストン校へようこそ」




魔法不全者でイーストン校に合格した。もちろん合格できた大きな理由はマスターケインの力よ



魔法・・・まともに使った事無いから分からない



それに私は中途試験だから、在校生が多い中
人間関係や友達が既に出来ているのに馴染めるか心配だった



「お前っ編入生か」



「おいブス魔法使えよ」




『ブスって言わないでよ！』




「1本線かどうせ魔法もろくに使えないだろうな『ひどい』うるせぇブス」




『きやっ！』






転ばされる痛い




魔法は確かに使えないし・・というか使い方が分からなかった。まだマスターケインの事まだ良く知らないし





突然魔法が出ちゃったりしてコントロールできてなくてまだ未熟



他寮(レアン)生徒からバカにされていた事があった





どすっ




『ごめんなさいぶつかっちゃったわね』




「編入生かしら？制服が新しいわね…あらよく見たら可愛いお嬢さんね。磨けば光るダイヤモンドって所ね良かったら、私の部屋に来てちょうだい♡」




後に大親友となるマーガレット・マカロンとの出会い





『わぁ、可愛い！これ私なの！』




マーガレット「ええそうよ、やっぱり可愛いわ貴方Aって言ったかしら？

一年で高身長でスタイルも良くて胸もある、そんな貴方にこれ出てみない？」





と渡されたのはイーストン校ミスコンだった





『可愛い！出たい！私やってみる！』





マーガレット「貴方可愛いから私協力しちゃうわ！」





初めは化粧とか分からなくてマロンに手伝ってもらったけど
3年間1位を取る事ができた



きっかけをくれたのはマロン




ありがとう

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