鬼の祖先【忍たま乱太郎】【鬼滅の刃】

9話「作法委員会」 ページ9

伝七side


伝七「立花先輩、その首の痣はどうなさったんですか？」


仙蔵「ああ、これはだな….」


A「….」



立花仙蔵先輩の首にある赤い噛み跡のような物が気になって仕方ない

もしかして、立花仙蔵先輩に恋人が….だなんて



藤内「それはどういった予習ですか？」


兵太夫「どんな予習ですか….」


仙蔵「予習ではない、これは先日六年生の実習の帰りに気が付いたらついていた物だ」


喜八郎「立花先輩らしくないですね〜、本当は何かあったんじゃないですか…..女ですか？」



四年生の綾部喜八郎先輩の言葉を聞くと立花先輩は
下を向き、顎に手を添え考える



仙蔵「間違いではない」


喜八郎「へぇ〜」



女の人との絡み、もし恋人であれば幸せそうな笑みを
浮かべてもおかしくないはず

だけれども今の立花先輩は何処か様子がおかしい



仙蔵「奴は、人ではない」ﾎﾞｿｯ


A「そうですか」


伝七「先輩？」



先輩は何か呟くが、声が小さすぎてA以外は聞き取れなかった





A「化け物か何か…..それは”鬼”と表していいものですかね….」ﾎﾞｿｯ


仙蔵「っ！」


伝七「A？」


仙蔵「お前….何故」


A「いえ、なんでもありません」



・




その時のAの表情が乱れ、獲物を狙う野生動物のように目が鋭かった

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