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23話「二人の過去」 ページ23

彼女の過去〜仙蔵side〜

900年を遡る


彼女は小さい頃から病でほとんど寝たきりだった
そんな彼女の楽しみは


カサカサ


A「仙様!」


仙「しぃ〜、大きい声を出すとお母さんにバレるぞ」



彼女の家は裕福だったが、その反面、親の人形みたいなった、稽古に、決められた相手と結婚する事になっている。


彼女は有名な貴族の一人娘だ




そんな彼女は一人の忍びが家に土産話を持ってくるのを楽しみにしていたのだ

A「婚約相手が仙様ならどれだけ嬉しい事かしら」


仙「そうだな、私もAと結ばれたらどれだけ嬉しい事か」


そして2人はお互いに愛し合っていた



仙「A、私と一緒にここを出ないか?」


A「ごめんなさい、私はこんな体なので」


仙「私が抱えて行けばいい、任せろ」



彼女は仙という男と屋敷を抜ける決意をする


だが、駆け落ちの最中に彼女の病状は悪化し、通りかかった召使いに見つかり

屋敷に戻され、仙とAは離れ離れになった



名のある医者にAの治療を任せ、上手く病気が治れば
“産屋敷月彦”との婚約


Aの病気の治療は成功したが、彼女は不老不死の人間になってしまった。


鬼にされた


婚約相手も同じ治療により鬼になり、婚約破棄をした


Aは家を出て自由を手にした、毒親のいる屋敷を飛び出し一番に愛する人を探した



A「仙様….仙様!!!」



血の匂いがする、戦場へと走っていくと、胸に矢が刺さって倒れている仙がいた



A「仙様」


彼女が声をかけるも返事を返さない、体を譲っても返事をしてくれない

腕を掴み、脈を測るがピクリとも動かない


A「….」


仙の懐には手紙が入っていた、それは彼女への恋文
死ぬ間際に書いた者で血が滲んでいた

「Aを好きになれてよかった、できればAと結婚したかったが、私の寿命がきてしまったみたいだ

A、ありがとう。愛してる

これから先もずっと好きだ」


彼女は手紙を読むと自然と涙が零れる


A「仙様」


彼女は、無言で仙の体を喰らう


A「うぅぅっ!」


彼女は仙を喰らう事で、自分の体の中で生き続けると思ったのだ

900年間、Aは仙を忘れた事は一度もない




これが、彼女の思い出…..





私は前世にAを置いて死んでしまった

24話「共に」→←22話「彼の死」



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設定タグ:忍たま乱太郎 , 鬼滅の刃 , 立花仙蔵   
作品ジャンル:アニメ
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(プロフ) - 続きが速く見たいです (2022年6月28日 19時) (レス) @page30 id: 730adcd2c0 (このIDを非表示/違反報告)
EM - 更新楽しみに待ってます。 (2021年12月6日 0時) (レス) id: 2fcc83e4d7 (このIDを非表示/違反報告)
かほり(プロフ) - こんにちは、初コメ失礼します。鬼滅も忍たま大好きですし、物語も面白くて一気に読んでしまいました。本当にお話好きです。ぜひ続きを読みたいので、更新楽しみにしています。 (2021年11月26日 15時) (レス) id: a3e961a68a (このIDを非表示/違反報告)
ゆずこたつ(プロフ) - 久々の更新待ってました!やっぱり面白いです!更新頑張ってください‼ (2021年11月20日 8時) (レス) @page21 id: f9853265aa (このIDを非表示/違反報告)
EM - 前回の小説は最後まで面白かったのに、ここで終わられたら楽しみが失ってしまいます。 (2021年11月13日 10時) (レス) id: 2fcc83e4d7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:輝夜 | 作成日時:2021年7月1日 23時

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