214話「テスト勉(5年生)」 ページ14
八左ヱ門side
勘右衛門達が俺の勉強の為にA先輩を部屋に連れてきた
だけど、さっきから無言が続いていてとても怖い
八左ヱ門「おほ〜胸大きい」チラッ
勘右衛門「あたりまえだ、A先輩だから」ボソ
三郎「ちょっと痣ついてるな」ボソ
兵助「食満先輩だと思うな」ボソ
雷蔵「辞めようよ!そんな話し」
A先輩の胸元や鎖骨あたりには、赤く痣が数個あった。その痣は首の後ろにも数個確認できた
胸元をよく見ると歯型の噛み跡が多い
ムギュッ
八左ヱ門「お、おほ?」
気になるA先輩をチラチラ見ていると流石に
気付かれてしまった
そして俺のほっぺたを軽く抓るA先輩
A「八左ヱ門集中して」
八左ヱ門「わかりました(ちぇ〜)」
勘右衛門「八左ヱ門の奴、怒られてやんの」
三郎「でもほっぺ抓られて、羨ましいな」
し、幸せだ
俺の大好きなA先輩がほっぺ触ってくれて嬉し過ぎて死ぬ
食満先輩ホントに羨ましいんだけど
八左ヱ門「(じゃあ二人は夜はホントにすごい事してんだよなぁ〜)」
ポタポタ.....
勘右衛門「鼻血垂らしてるし」
兵助「変な妄想でもしてんだよ。全く、学力が相当ヤバいのを自覚してるのか?」
三郎「気が抜けきっているな」
A「ちょっと、鼻血....手巾使って」
※手巾=ハンカチ
A先輩は急いで俺の鼻に手巾を当て止血を施す
あ、ちょっとだけA先輩のあの特有な花のいい香りが手巾からする
勘右衛門「う、うわっ!」
雷蔵「あ!八左ヱ門!」
兵助「ん?雷蔵どうした....って...げ!」
三郎「....ご愁傷さま八左ヱ門」
八左ヱ門「?」
5年生皆が見ないようにしている先には、どす黒いオーラをまとっている”食満留三郎先輩”だ
流れ的に怒りの矛先は俺かも
A「留三郎、勉強は?はかどってるかしら」ニコッ
留三郎「嫌な予感がしたから休憩の合間にこちらへ来てみたが....
この五年がAの事で鼻の下を伸ばしているのを目撃し実にやな気持ちだ」イライラ
A「留三郎」
留三郎「竹谷八左ヱ門!表へ出ろ!」
八左ヱ門「お、おほ?」
A「ほら勉強始めるわよ、留三郎も休憩時間長いわよ、部屋へ帰って勉強してちょうだい、私も後から6年生長屋に行くから」
留三郎「わかった」
ギュゥゥ
A「留三郎離してちょうだい....5年生見てるわ
こら、食満留三郎」
嫌々ながらに5年生長屋を後にする食満先輩
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輝夜(プロフ) - М葉さん» とてもうれしいです!毎度毎度!!M葉さんには本当にお世話になってますし(^^) (2021年1月8日 5時) (レス) id: 7e2f4c64ce (このIDを非表示/違反報告)
М葉(プロフ) - 明けましておめでとうございます〜!!新年早々楽しませていただいてます!輝夜さんの作品を楽しみにしてる方は沢山いますし、私もその中の一人です!(私ばかりですみません;;) (2021年1月2日 0時) (レス) id: fe59eeca2d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:輝夜 | 作成日時:2020年12月23日 13時