106話「上弦の陸」 ページ6
陽一郎side
妓夫太郎「お前、今まで殺した柱たちとは違うな
お前は生まれた時から特別だったんだろうなぁ
選ばれた“才能”だなぁ
妬ましいなぁ」
才能か?姉上がよく口にしていた俺が姉上は凄いと
賞賛するたび、それを才能と呼んだらいつも口癖のように言われた事があった
「私はそんなに大層なものではないわ、陽一郎いい?もし仮に私に才能があるとして。今も世の中の
どこかで私達をも越す才覚を持つ者が産声を上げているわ
私の才能なんて、この長い長い人の歴史のほんのひと握りなのよ」
とよく仰っていた
宇髄「何言ってんだ?俺に才能なんてもんがあるように見えるのか?俺程度でか?
お前の頭はお花畑かよ
お前達、こんな遊郭で閉じこもって世間知らず
だから仕方ねぇ」
妓夫太郎「あ?」
宇髄「世間は広いんだ、そこらじゅうにすげぇ奴は沢山いるぜ?
例えばお前の直ぐ目の前のやつとかな、こんな華奢な体してるけどなAは10歳で鬼殺隊の柱まで上りつめた、このチビなガキはな10歳にも関わらず鬼殺隊の柱の下の階級なんだぜ?
今年、いや最近鬼殺隊に入隊したばかりなのなぁ?
鬼殺隊には刀を握って二ヶ月で柱になるような
バケモンもいるぜ?
俺が選ばれた才能?笑わせるぜ!!」
そうこうしてる間にも宇髄さんの体には毒が
回っていく、やはり元忍びで耐性がついていても
猛毒を完全に消す事はできない
ドゴォォーーン!!
宇髄さんは火薬玉を相手に投げると女の鬼に当たり
兄の妓夫太郎には避けられる
宇髄さんは姉上に求婚しては、セクハラ発言するけどやっぱり戦い方は尊敬できる
妓夫太郎「っ!!(刃先が伸びた)」
違う、宇髄さんの刀は双刀。刃先を持ち攻撃範囲を
広げているだけ
とんだクソ力です
上を見上げると、炭治郎さんと善逸さん、伊之助さんがこちらに向かって来るのが見える
炭治郎「陽一郎くん!Aさん、宇髄さん!」
A「炭治郎?」
伊之助「猪突猛進!!」
炭治郎「助太刀に来ました!」
妓夫太郎「チッ、下っ端が何人来ても変わりはしねぇのになぁあ。お前達は全員ここで死ぬんだ
頭の悪い連中だなぁあ」
炭治郎「(っ!さっきの女の鬼とは気配が全然違う
匂いでわかる、間違いない。こいつが本体だ
明らかにこの鬼が強いのはわかる)」
陽一郎「炭治郎さん。呼吸を」
炭治郎「わかってる(疲労、いや恐れで足が動かない、でも)」
A「炭治郎大丈夫!鬼殺隊は勝つわ!」
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輝夜(プロフ) - さきさん» ありがとうございます!更新頑張りますね!! (2020年10月24日 17時) (レス) id: 7e2f4c64ce (このIDを非表示/違反報告)
さき - 100話おめでとうございます!!!これからも無理せずに更新してください。楽しみに待ってます (2020年10月23日 13時) (レス) id: 3eca238109 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:輝夜 | 作成日時:2020年10月23日 1時