147話「貴方のいない学園」 ページ47
六年生達メイン
留三郎side
眠ったように、何をしても起きないA
そうあの日、鬼が忍術学園を襲撃して以来
二ヶ月の月日が経った
Aは医務室から、移動し自室にて胡蝶しのぶさんの治療を受けている
Aの体には、胡蝶しのぶさんの医療器具の管が
沢山体についている
今はこの管がAの命を繋いでいる
留三郎「よう！A....今日はな、文次郎がなぁ
また喧嘩ふっかけてきてな」
A「.....」
俺は眠っているAにあの日以来声をかけ続けた
それは俺だけでなく、学園皆同じだった
Aがいない事で忍術学園内は静かになっている
それだけAは皆の心の支えにもなっているし
学園中に愛されているという事がわかる
留三郎「そろそろ目を覚ませよ、皆待ってんだからな....なぁ、Aっ」
声をかけても反応する事のないAの頬に
接吻をする
留三郎「ごめんな、好きな奴の一人も守れなくて
Aも無茶し過ぎなんだよ....
そういう所も大好きなんだが、怪我をされたら
心配で俺が死にそうだ」
Aの頭を撫で再び接吻をし、Aの部屋を
後にした
留三郎「Aが起きてたら、好きなんて本人には言えんだろうなぁ」
〜留三郎side終了〜
仙蔵side
Aのお見舞い品である花束を持ちAの部屋
まで来る
私以外の六年生、五年生あたりは毎日のように
Aへお見舞いに来ている
仙蔵「A、陽一郎が日を克服したぞ。俺は日が弱点の筈だが....日に当たれば死ぬと鬼殺隊の人達が
言っていたが、陽一郎は凄いな」
Aが寝たきりになってしまってからというと
私は実際に寂しくて仕方ない
あまり、顔には出さないが。内心Aには早く
意識を回復してほしいと思ってる
仙蔵「A....好きだ、お前のように人の為に
自分を犠牲にできる女などこの戦国の世ではそうそういないだろう
そんなお前の”性格、気持ちの強さ”に惚れた」
今言った事が起きている本人に直接言えたならな
Aは鬼殺隊でも高嶺の花だ
そんなAが、忍びと恋仲になれる筈がない
仙蔵「心から愛してる」
Aの細い指を、自分の指へ絡め、手の甲に
接吻を落とす
私より小さい手で、あんな化け物を刀で倒していたと考える
この手で何人もの人を救ったのか、15歳にして
鬼殺隊の隊長など荷の重さが尚更伝わる
仙蔵「また来る」
Aの髪に接吻を落とす
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輝夜(プロフ) - さきさん» ありがとうございます！更新頑張りますね！！ (2020年10月24日 17時) (
レス) id: 7e2f4c64ce (このIDを非表示/違反報告)
さき - 100話おめでとうございます!!!これからも無理せずに更新してください。楽しみに待ってます (2020年10月23日 13時) (レス) id: 3eca238109 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：輝夜 | 作成日時：2020年10月23日 1時
