111話「上弦の陸」 ページ11
仙蔵side
話しを聞いている限り。この二人の鬼は兄弟だった
ことがわかる
そして、そんな兄弟同士で罵りあっている鬼を
どこか悲しげにみつめるAと炭治郎さん
妓夫太郎「お前さえいなければ！！俺はもっと違っていたかもしれない！！
お前さえいなければ、だいたいいつもそうだ！
俺がお前のし拭いばっかりしなきゃならねぇんだ！
お前なんて生まれてこなければ....良かっ「ｸﾞｯ」」
炭治郎「辞めてよ、ほんとはそんな事思ってないよ
全部嘘だよね。仲良くしようよ
この世でたった二人の兄弟なんだから」
Aは女の鬼の頸を持ち上げると、泣いている鬼の頬を指で拭う
炭治郎「君達は今まで沢山の人を殺してきた、それは許され無いことで色々な人から罵倒される
そんな君達に味方をしてくれる人なんて居ない
だからせめて、二人は....」
A「罵り合ってはいけないよ」
堕姫「っ！！うるさいわね！！私に説教なんて！
そこの傷のクソガキ！！あっちへ行け！！そしてそこの美人の女！ムカつくわ！！呪い殺してやるわ」
A「怖い顔しないで、堕姫って名前よね？貴方せっかく美人で生まれたんだから「うるさいっ！あんたの方が美人よ！！悔しいくらい」」
堕姫「ムカつくわ！」
A「君とは初めて会ったけど、貴方の笑ってる顔が見てみたかったわね。きっと綺麗なのに」ﾆｺｯ
堕姫「っ！」
女の鬼は「死にたくない」と言い残し、頸は
灰になって消えていった
妓夫太郎「梅っ！」
兄は妹の名前を口にする、鬼には名前がないと
思っていたが、Aの表情の反応からして
人間の時の名前だろうか
A「そう、あの子は梅と言う名前なのね」
妓夫太郎「っ！醜い名前だろ」
A「梅の花みたいで可愛いじゃない！妹は
やっぱり綺麗よ
いい妹を持ったわね、妓夫太郎は。今までよく頑張って妹を支えたわね
かっこよかったんじゃない？」
妓夫太郎「っ！ありがとな鬼殺隊隊長....」
ほんの一瞬。兄の鬼の真っ白な頬が赤く染まった
ようにも見える。きっとAの優しさに惹かれたんだろう
そして妹の後を追うように兄も灰になって消えた
炭治郎「向こうでは仲直りできたのかな？」
A「大丈夫でしょう」
陽一郎「そうだといいですね」
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輝夜(プロフ) - さきさん» ありがとうございます！更新頑張りますね！！ (2020年10月24日 17時) (
レス) id: 7e2f4c64ce (このIDを非表示/違反報告)
さき - 100話おめでとうございます!!!これからも無理せずに更新してください。楽しみに待ってます (2020年10月23日 13時) (レス) id: 3eca238109 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：輝夜 | 作成日時：2020年10月23日 1時
