28話 ページ28
ひ「すげー疲れた…」
「すごい勢いでカロリー消費した…」
オ「ゲッソリしてるな、大先生も」
う「だってげどちゃん、ストレスを物理で解消しようとするから」
ひ「お化けとか屋敷内を荒らすわけいかないじゃん？」
う「だからって、ひどい」
「ちょっと飲み物買ってくるけど、なにかいる人？」
グ「俺も行こか？」
「いや、いいよ」
正直なところ、お花を摘みに行きたいんです。
その思いは通じたらしく、私は単独行動をとる。
「あれ、A？」
お花を摘んで自動販売機の前に立っていると聞き覚えのない声で呼ばれる。
顔は、見覚えがある。
「えっと、工藤、くん？」
「進藤な」
「あ、ごめん」
「いいのいいの、久しぶりだし。変わってて自信なかったから、合ってて安心したわ。なに？デート？」
「ううん、友達？と来てて。進藤君は？」
「友達が傷心で、遊びながらいい子いたらナンパでもしようぜ、って。ほら、同じクラスの松倉」
「そっか…」
誰だっけ、松倉…。
「A、友達といっしょなんだろ？良かったら一緒に歩かない？女の子いなくってむさ苦しくて」
いや、こっちもほぼ男ばっかなんだが、と言う間も与えてくれず進藤君はノリノリで腕を引っ張っていく。
「なにやっとんねん」
「俺らの連れになんか用？」
音もなく登場した２人はにこやかな表情ではあったが、両方ともメガネの奥の目は一切笑っていない。
グ「あ、お前進藤の弟か？野球馬鹿の」
ト「ちゃうやろ美術部のキノコやろ」
「友達って…」
「うん、この人たち」
進藤君の顔はどんどん青くなっていく。
グ「どっちにせよ、久しぶりやなあ」
ト「元気にしとった？アレ以来」
「お、お陰様で…。あ、俺、友達待ってるんで行きますわ!!」
そそくさと進藤君は逃げていった。
グ「脇甘すぎや」
「同級生に脇甘いもないでしょ」
ト「そんなに親しくなかったのに？」
「親しくなくても挨拶くらいするでしょ。それよりもアレって何？進藤君になにしたの？」
グ「なんやったかなー」
ト「必要な指導だったよね」
「指導とは？」
ト「コレに関してはオスマンが詳しいから」
「まあ、いいけど。
グルさんも、トンさんもありがとね。来てくれなかったら押し切られるとこだった」
グ「俺はそこにアイスを買いに来ただけや」
ト「荷物、持つ？」
「まだ買ってないから」
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煌月(プロフ) - 綾鷹緑さん» ご指摘ありがとうございます。参考にさせていただきます。話している人の頭文字のひらがな、もしくはカタカナの記載を部分的にしているのですが、もっと広域的に必要、という解釈でよろしいでしょうか？ (2017年6月23日 21時) (
レス) id: d216df1310 (このIDを非表示/違反報告)
綾鷹緑 - すみません。ちょっと言いたいことがあるのですが、誰がどのセリフを言っているのかわかりません。なので、セリフの前に、鬱「」という風にしたらいいのではないでしょうか？上から目線すみません。 (2017年6月23日 21時) (レス) id: 2a1f9e77ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：煌月 | 作成日時：2017年5月29日 15時
