始まりの海 麦わら海賊団 ページ4
チ｢ん？｣
ふと、座っていたチョッパーが立ち上がり、不思議そうに上を見上げた
ナ｢どうしたのチョッパー｣
チ｢なんか空から声がするんだ｣
ウ｢声ぇ？上からか？｣
サ｢空島のことがあるからなぁ｣
ロ｢だとしても、今のところ空には雲ひとつ見当たらないわ｣
ゾ｢空耳じゃねぇのか？｣
チ｢空耳なんかじゃねぇぞ！今もずっと聞こえて｣
ル｢ん？なんだぁ？あれ｣
フ｢あぁ？｣
全員が空の方に目を向けると、微かではあるが確かになにか聞こえる
ナ｢…ちょ、この声、｣
チ｢女の人だ！！！｣
サ｢なにぃ！！？｣
ウ｢あ、おいあそこだ！！｣
ウソップが指を指した方へ目をやると、空から海へと落ちた人の影
ウ｢ぎゃぁぁぁぁ！！！！｣
チ｢大変だ、助けないと！｣
ナ｢助けるったって、あんな高さから海に落ちたんじゃ一溜りもないわよ！｣
サ｢俺に任せてくれナミさん！｣
・・・・・・
サ｢ぷはっ、チョッパー彼女を頼む｣
チ｢おう！｣
サンジによって引き上げられた少女は気を失っているも、辛うじて息があった
ロ｢それにしても、一体何故空から、｣
ナ｢どう考えたって訳ありでしょ｣
ウ｢戦闘して飛ばされてきたとか？！｣
ル｢なんだじゃああいつ強ぇのか？｣
ゾ｢ぶっ飛ばされてきたならそれほどでもねぇだろ｣
ナ｢でも、見たところ目立った傷はなかったし、荷物も何も持ってなかったわよ？｣
ウ｢目が覚めるのを待つしかねぇってことか｣
サ｢とりあえず…、俺は空から舞い降りた天使ちゃんのために！温かいスープを作ってるくぜぇぇ！！！｣
ウ｢ちょ、おい！敵かもしれてぇってのによ、って聞かねぇか｣
ひとまず、少女の目が覚めるまで要監視
チ｢ルフィ｣
ル｢チョッパーどした？｣
チ｢頼みがあるんだ。あの子、外傷は全くと言っていいほどないのに、どういう訳かついさっき海に落ちたとは思えないほどの衰弱ぶりだったんだ。呼吸も浅いし、熱もある。だから、あの子が回復するまでこの船に置いてやってくれねぇか？もちろん、俺が責任もって監視する｣
ル｢お前がそうしてぇなら見てやれよ！俺は別に反対しねぇ！｣
チ｢ありがとうルフィ！｣
そうして、チョッパーの監視の元、少女は麦わら海賊団に一時保護された
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作者名：ゆずサブ | 作成日時：2022年10月31日 0時
