第三六一話 ページ25
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ーー鰻屋
A｢女将さん 鰻重2つお願いします｣
｢はいよー！｣
善逸｢ね、ねえーー｣
A｢ん？｣
善逸｢Aさんは そのーー｣
A｢うん 人の姿をしているけど 善逸の
ーー思ってるとおり私は鬼だよ｣
善逸｢ーー｣
A｢私が怖い？｣
善逸｢ううん 確かに最初はびっくり
ーーしたけど 今は大丈夫｣
A｢え どうして？｣
善逸｢なんて言うか あんたからは
ーー底抜けに 優しい音がするから｣
A｢優しい音？｣
善逸｢俺 耳がいいんだ だから｣
A｢っふふ なるほど じゃあどうやら
ーー君にも 隠せそうにないね｣
善逸｢え？｣
｢はーい お待ちどうさまー！｣
A｢ありがとうございます｣
｢こちらこそ いつも贔屓にしてくれてありがとね
ーーこれ あまりものだけど良かったら 食べとくれ！｣
A｢っふふ ありがとうございます｣
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作者名：七海 | 作成日時：2023年12月22日 19時
