第四六四話 ページ23
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五条「ーーねぇA」
A「っふふ どうかしましたか」
五条「お前は お前から親を奪った 僕らの事を
ーー五条の名を持つ 奴らを 恨んでないの？」
A「っふふ そう言えば おふたりは
ーー似たもの同士 でしたね」
五条「は？」
A「少し前に 夏油さんにも 似た
ーーような事を 問われました」
五条「ーーー」
A「正直 後悔がないと
ーー言えば 嘘になります｣
五条「ーー後悔？｣
A「もしも幼い頃 私が 呪力を封じず
ーー術師として あの家で 生きていたら」
五条「！」
A「少なくとも 母が あんな目に
ーー合う事は 無かった でしょう」
五条「けど お前が呪力を 封じていたのはーー」
A「っふふ それも 僕が
ーー選んだ 事です」
五条「Aーー」
A「っふふ そんな 顔を
ーーしないで 下さい」
五条「ーーー」
A「実際 あの家を出たから得られた
ーーモノも 沢山あったんです」
五条「Aーー」
A「っふふ 色々ありましたが
ーー今 僕は幸せですよ」
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作者名：七海 | 作成日時：2021年8月14日 23時
