Ephemeral VI

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侑李 side





朝から体調が悪そうにしていた涼介。



涼介の仕事のスケジュールは知らないけど きっと休みは少ないんだろうな…



ソファで眠る涼介の顔は熱のせいで真っ赤で 肩で息をしている。





慧「山田、体調悪いの？？」



個人のインタビューから帰ってきたいのちゃんが楽屋に入ってきて山田の目線に合わせて座った。



侑李「うん、熱あって…」



慧「山田、忙しいもんな……」




次の個人インタビューは僕だったから いのちゃんに涼介を見ててもらうことにして楽屋を出た。









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昼食の時間に起き、少しご飯を食べた涼介はまた辛そうにソファにもたれた。





侑李「涼介、薬飲んでおこう？」



涼介が持参したという風邪薬を飲ませた。




涼介「頭痛い……っ、はぁ……はぁ…」



侑李「辛いよね……、インタビュー頑張れる？」



涼介「ん……、」



涼介は熱のせいで潤んだ瞳で僕を見つめてうなずいた。






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雄也「……うおっ、」



通常より短めにしてもらった個人インタビューを終えた涼介は力尽きたのか 前を歩いていた雄也の方に倒れ込んだ。



今日予定されていた対談インタビューは涼介の体調を考え、また別の日に行うことになり 今日は解散ということになった。




涼介「……ごめんなさい、俺のせいで…」



雄也「山田は悪くねーよ。ただ、今はゆっくり休め」




雄也に背負われた涼介は 予定されていた仕事ができなかったことを自分のせいだといい自分を責めた。







宏太「少し楽屋で休ませて落ち着いてから涼介を送ろうか。」



宏太の提案で楽屋に戻ったけど 涼介はなかなか落ち着かなかった。


まるで子供みたいに泣きじゃくっていた。




子供みたいに……？








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