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story.6 ページ8

涼介side



雄也「涼介さま、病み上がりなんですから 無理はなさらないでください。」



涼介「ん、ごめん…ｹﾎｯｹﾎｯ さっき、高校生くらいの…ｹﾎｯ 男の子が 俺の家の前に、なにか 落としていったんだ…ｹﾎｯ 大事なものかもしれないから 取ってきてくれないか？ｹﾞﾎｯｹﾞﾎｯ」



咳き込みながら伝えると 雄也は了承してくれた。









男の子が落として行ったものは生徒手帳だった。




涼介「有岡大貴…ｹﾎｯ高校2年生。K高校…侑李と一緒の高校だ…ｹﾞﾎｯｹﾞﾎｯ」



偶然にも侑李と同じ学校の同じ学年だった。






涼介「雄也、今日 侑李が来た時に渡すから、それまで預かっておいて。」



雄也「承知しました。」









夕方頃 侑李がきた。


涼介「侑李 有岡大貴さんって知ってる？」




侑李「うん、同じクラスだけど…」



涼介「朝 俺の家の前に生徒手帳落として行ったんだ。」




侑李「え、あいつアホだね。見つけてくれたのが涼介で良かった…。」



侑李の毒舌が出るってことは 侑李、仲良いのかな？



涼介「侑李、仲いいの？」



侑李「仲いいっていうか 転校生なんだよね。

でもめちゃくちゃ面白いやつなんだ。



生徒手帳 明日学校で渡しとくね。」







有岡大貴くん、かぁ…。

仲良くなってみたいな…。

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