私と君の恋物語

高校1年 冬 ページ15

廉side



冬になって 本格的に寒くなってきた頃、
俺はかかりつけの病院にいた。




冬になると寒いし乾燥もするから俺の喘息はどれだけ予防しでも悪化する。





そこら辺にいるカップルにとってはクリスマスに初詣 バレンタインとか、盛りだくさんなシーズンなんやろうけど 俺にとっては憂鬱でしかない。




定期検診の数も当然増えるわけで 今も受付で名前を呼ばれるのを待っている。



10分くらい携帯をいじって時間を潰していたら名前を呼ばれ、いつもの診察室に入った。







ドアを開けると 幼少期からお世話になってる担当医の中島健人先生が。




健人「よ！廉、調子は？」



廉「まぁまぁやな。でも明け方ちょっと苦しくなるわ。」




健人「冬だから仕方ないよなぁ。学校でなんかあったら勝利に頼れよ？」



廉「はーい」



うちの高校の養護教諭の勝利くんは健人先生の弟。

俺の体調の連絡とかもし合ってくれてほんまに助かってる。






その後近況報告なんかをして、病院を出ると…
見たことある後ろ姿が。

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