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Ryosuke side
目を覚ました俺がいた場所は見慣れた病室だった。
…あーあ、やっちゃった。
言いたいだけ言い返して 倒れるとかダサすぎ。
雄也「涼介？」
俺の着替えなどを持った兄ちゃんが病室に入ってきた。
涼介「兄ちゃん…」
やっぱり気まずくて 兄ちゃんは荷物を置いて帰ってしまった。
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それから数日後 1人で身動きが取れるまでに回復した俺は 担当医の薮宏太先生に呼び出された。
兄ちゃんとは気まずいままだから 1人で聞くって言ったけど 許可してくれなくて 両親を呼び出すことになった。
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宏太「率直に言いますね。
涼介は…20歳を迎えられないかもしれません。」
…は？
先生 何言ってるの？
そう言いたいのに言葉が出てこなかった。
代わりに口を開いたのは母さんだった。
母「…どういう、ことですか…？なにか治療方法は？」
宏太「移植しかありません。移植ができるまでは今までのように 薬で発作を抑えたりするしかありません。… 涼介、バンドをやっているそうだね。」
涼介「…うん。」
宏太「やるなとは言わないよ。俺だって 涼介のやりたいことは尊重したい。
でもね このまま今の生活を続けたら 涼介は大人になれない可能性が高いんだよ。」
涼介「…そっ、か…。」
言葉が出なかった。
兄ちゃんに言ったら なんて言われるんだろう。
やっぱりバンド やめされられるのかな。
あ、裕翔にも言わなきゃ。
俯いていた顔を上げると 母さんは父さんの胸で泣いていた。
涼介「先生、俺 バンドは辞めない。」
俺はそう 固く心に決めていた。
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永夢(プロフ) - JUMPLOVEさん» ありがとうございます！自分でも書いてて自信があるわけではないのでそう言っていただけて嬉しいです！！これからも楽しんでいただけると嬉しいです(^^) (2020年3月24日 21時) (
レス) id: c666c18a40 (このIDを非表示/違反報告)
JUMPLOVE - すごいストーリーが好みで、本当に読んでいて楽しいです！！応援してますので、更新頑張ってください！！ (2020年3月24日 21時) (レス) id: e3c5443f13 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：永夢 | 作成日時：2020年3月4日 18時
