俺の日常は... (ページ44)

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涼介side

近藤スタッフを無事警察に捕まえてもらうことができ、俺は家でのんびり休んでた

そんな中、大ちゃんと知念と圭人は、伊野尾ちゃんの家に行ったらしい
本当は俺も行きたかったけど、心のどこかで伊野ちゃんに会うのが怖かった

眠くなってベッドに飛び込んだ瞬間、スマホの着信音が響いた

涼「もしもしー？」

宏「今、どこにいる？」

涼「家だけど？どうしたの？」

宏「今すぐ平成病院に来い！後で詳しく説明するから！」

涼「え？どういうこと？」

宏「いいから早く来て！」

涼「わ、わかった！」

突然の事でびっくりした
でも、なんで病院に？
だけど、薮くんがこんなに必死なのは珍しい

とにかく、今は言われた通り行くしかない

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薮side

ようやく平成病院に着いた
他のメンバーはまだ来てなかった

正直、テレビのドッキリか何かかと思ったが、病院に着いたとき、丁度伊野尾が救急車で運ばれてきた

つい、伊野尾のもとに駆け寄ると、心臓が締め付けられたような気持ちになった
意識が朦朧としていて、表情はどこか悲しげで･･･

近藤スタッフはあの後、仕事を辞めて実家の飲食店を手伝うことにしたらしい
もう俺達と関わらなくなるから、やっと元のJUMPに戻れると思っていた･･･

だけど、1番伊野尾を傷つけていたのは俺達で、伊野尾にとって一生忘れられないような嫌な思いを残してしまった

その証拠に、伊野尾はリスカしていた

もう、あの楽しかった頃を取り返すことは出来ないのかな？