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慧said
ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ
静かな家の中に響いたインターフォンの音
もちろん、俺は玄関まで行けるほどの体力は無かった
リ スカに目覚めてたった数日程度
俺は物凄い早さで自 傷行為に異常な程に依存していた
今日も家にひきこもって切ってた
やっぱりいつものように貧血で倒れた
たった一人で部屋で倒れるのは、もう慣れた
そういう感覚になる俺は、もう元には戻れないのかと思い、少し後悔するが終わりの無いようなループに入っていて、簡単には抜け出せない
俺が生きてる意味って、あるのかな、、、
そう思うと、さっきから重かった体がもっと重くなった気がした
──ふと、耳に入った心地いい声
聴き覚えのある大好きな声
でも、最近は聴いてなかった懐かしい声
会いたいな、、、
少し前までは絶望していた相手だけれども、その声を聴くと安心する
――――なんか、言い合ってる
俺のこと？もしそうだったら嬉しいな
そんなことを考えている間も、俺は動けないままだった
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圭人said
どうしよう、どうしよう
目の前で血だらけで横たわってる伊野尾くんは、不意にも綺麗だと思ってしまった自分を殴りたい
あっ、こういうときって、救急車？110番？？あれ？なんだっけ？
侑「救急車は119だよ」
圭「えー！！俺が思ってること分かるの？」
侑「顔に書いてるよ」
圭「本当〜？」
そんな感じで俺達がギャーギャー言ってたら
大「うるさい！これが緊急事態ってわからないの？とにかく、救急車に・・・知念！連絡して！圭人は他のメンバーに報告！わかった？」
侑、圭「はい……すみませんでした……」
なんか、大ちゃんらしくないけどまっいっか！
それより伊野尾くん！！
ごめんね、俺らがこんなに伊野尾くんのこと追い詰めていたなんて、、、しらなかった、、、
自分の情けなさに絶望した
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作者名：ぽっぷこーん | 作成日時：2017年9月21日 0時
