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朝加圭一郎 ページ3

「Aさん、次はあれ食べませんか?」
「えっ、まだ食べますか?!しかもクレープだし…」
「じゃあ俺買ってきますね、ここで待っててください」


圭一郎さんはどうも祭りが楽しくて仕方がないのか、ずっと食べ歩いてばかり。

私もここまで食べるとは思ってなくて、もう既にお腹がいっぱいで、今は圭一郎さんだけがずっと食べている状態だ。

「(こういう感じにするつもりじゃなかったけど…
楽しそうだし、良いのかなぁ)」


こういう感じにするつもりは無かった、というのは私は今日、圭一郎さんに想いを伝えようと思って、ダメ元で誘ってみたのだ。


最初の方は断られたが、咲也さんにより流された圭一郎さんが一緒に行ってくれることになった。


来てみたら来てみたで、そういうチャンスに巡り会えないし、何だか咲也さんに申し訳なくなってきた。


取り残された私は仕方なく圭一郎さんの帰りを待っていると、誰かに肩をつつかれたので、振り向く。

そこに立っていたのは、全く知らない男の人で、どこか照れ臭そうに下を向いている。


「あの、どちら様ですか?」
「や、あの、俺お姉さんと一緒に回りたいなーって、話しかけたんすけど…」


最初はナンパか、とも思ったが、木陰でケラケラ笑い声がしたので、からかわれてるだけということに気がついた。

「一緒に来てる人居るので、結構です」
「いやでもそう言わずに!ずっとお姉さんのこと綺麗だなって思ってたんですよ!だから!」
「は?ちょっと!」


何故か手を掴まれ、逃げられない状態になる。
いくら私が騒いでも、祭りは騒がしさに包まれていて誰も助けようとしてくれない。


圭一郎さんは鈍感だから、私がこんな目に遭ってても気付かないんだろう。

戻ってくる気配が無く、嫌なことばかり考えてしまう。


「お姉さん残してどっか行くくらいだったら俺と遊ぼ…」
「君、こんな時間に遊んでたら補導されるぞ」


聞き慣れた声が聞こえた。
途端に、私の腕を掴む力が抜け、私は後ろによろける。そこを、圭一郎さんが背中に手を回して起こしてくれた。





「誰だよお前、お姉さんの連れ?」
「……彼女の連れであり、国際警察の者だが」
「何だよ連れ………は?!警察ってマジかよ?!」




相手は学生だったようで、逃げるかのように私たちの前から去っていった。

「あの、ありがとうございます!」
「いえ、すみません待たせてしまって…」





一度謝ってから、圭一郎さんは下唇を噛み、私を見た。

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葉月(プロフ) - 私も圭一郎好きです! (2018年8月29日 16時) (レス) id: 62a5f394e4 (このIDを非表示/違反報告)
ながつき かよ(プロフ) - 、さん» 教えて頂きありがとうございます…!オリジナルフラグになってたの気付かなくて、すみませんでした…。以後気をつけます! (2018年8月22日 8時) (レス) id: 48a2af0add (このIDを非表示/違反報告)
- オリジナルフラグちゃんと外しましょう。違反行為です。ルールをちゃんと守りましょう (2018年8月22日 3時) (レス) id: 0334701550 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まろこ | 作成日時:2018年8月22日 1時

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