唐突に .切国 ページ9
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切国｢...｣
｢...｣
私と切国は、黙々と馬の毛並みを整える作業をしていた。
主が当番をする人を毎日決めていて、今日は私と切国が名前を呼ばれたのだ。
シャッシャ、とブラシを動かす音だけが馬小屋に響く。
何か話しかけようかな、と思い、切国の方を見ると少し微笑みながら馬の毛並みを整えていた。
...何その笑顔...
すごく可愛い...！！馬そこ変われ！！←
などと思いながら切国を見ていると、こちらの視線に気がついたのか｢...どうかしたのか？｣と聞いてきた。
｢...いや、丁寧に手入れをするんだなと思ったんだ。｣
私がそう言うと、切国は下を向いた。
切国｢...馬は、何も言わないからな。比較なんてしないだろう...？｣
だから、丁寧に手入れしてやるんだ。
そう言い、また馬の手入れに戻った。
...また、｢写し｣ということを気にしてる...
前みたいに写しという言葉を使ってないのはいいけど、やっぱり気にし過ぎじゃないかな...
そう思い、口を開く。
｢...切国、この本丸に切国と本歌を比較する人はいない。｣
切国は切国なんだ。写しと言うことは気にしなくていい。
と言っても、今すぐは無理だろう。
少しずつ、本丸の皆と一緒に成長しよう。
...私も、協力する。
言葉を頭の中で選びながら言ったので、グダグダだったかも知れないが、切国の表情を見て、理解してくれたことを察せた。
切国｢...ここまで言ってくれた奴は、初めてだ。｣
ありがとう。そう言われ、私は少し微笑む。
切国｢...お前になら、俺は...布を外して話すことが出来る。｣
今の話を聞いて、確信した。と切国は私の目を見て真剣に話す。
私は、真剣な目をしている切国から目が離せなかった。
私が硬直していると、切国は＿＿＿頭の上にある布を外した。
驚きのあまり、ガン見する。
切国｢...ずっと見られるのは、まだ慣れていないんだ...｣
｢...すまない、見すぎてしまった。｣
折角、布を外してくれたのに気分を害しちゃったかな...と思いながらしょぼんとしていると頭の上にぽんっと手を置かれた。
切国｢...恥ずかしくなっただけだ。...骨喰に見られるのは、嫌ではない。｣
...なんですかそのデレは。
いきなりすぎじゃないですかね！？
心臓に悪いです...！！
などと考えながら、その日は終わった。
が、この日から私に対する切国のデレ度が以前より増した事はまた別の話。
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アイチ - ありがとうございました！！凄く良かったです(*>∀<*) (2019年2月12日 0時) (
レス) id: 3b90f32177 (このIDを非表示/違反報告)
みほ(プロフ) - アイチさん» アイチさん！リクエストありがとうございます！いち兄との絡みを書かせていただきました。お気に召さなければなんなりとお申し付けください！ (2019年2月11日 13時) (レス) id: b0af25d81b (このIDを非表示/違反報告)
アイチ - リクエストしても良いでしょうか？一兄との絡みが見てみたいです！！ (2019年2月7日 10時) (レス) id: 3b90f32177 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みほ | 作成日時：2018年10月29日 16時
