伝えたいこと .和泉守 ページ1
廃病院での肝試しが終わり、本丸に着きバスから降りる。
外の空気をゆっくりと吸ってみると気分が良くなった。
いやー、バスの中って空気が籠るよね〜！
外の空気は澄んでいて気持ちいい...
そう思いながら空気を嗜んでいると｢骨喰｣と声をかけられた。
呼ばれた方へ視線を向けるとそこには兼さんがいた。
｢...なんだ。兼さんか。｣
和泉守｢なんだってなんだよ。俺がいたら嫌なのか？｣
兼さんは私が言ったことが気に入らなかったようで拗ねている。
｢嫌ではないが...不思議に思ったんだ｣
堀川と本丸の中に入っていったと思っていたからな。
私がそう言うと兼さんは口を開いた。
和泉守｢俺と国広はいつも一緒って訳じゃねーんだぞ！｣
｢...？｣
いつも一緒じゃん。と思い首を傾げると兼さんは更に怒った。
和泉守｢あのなぁっ...！...はぁ...。｣
そして、諦めたかのように溜息をついた。
｢...溜息をつくと幸せが逃げていくぞ？｣
和泉守｢うるせぇっ！誰が溜息つかせたと思ってんだ！！｣
そう言いながら私の頬をふにふにと引っ張ってくる兼さん。
｢...兼さん、痛い｣
和泉守｢怒らせた罰だっ！｣
そう言いながら私の頬を引っ張る。
...そう言われると仕方が無いよな〜...と思い我慢していると気が済んだようで私の頬から手が離れていった。
ふぅ。痛かったなぁと思いながら頬を摩っていると兼さんが小さい声で何かを呟いた。
和泉守｢...ぉ...｣
｢...？｣
私はよく聞こえず首を傾げると兼さんは真っ赤な顔をしながらこちらを見て一言。
和泉守｢俺は、国広よりお前がそばにいた方が嬉しいんだ！！｣
そう言い、走り去っていく背中を見つめながらぼーっとする。
...もしかして今のって、告白？
あの兼さんに？私が？
...世の中って色々なことがあるんだなぁ...。
そう思いながら頬を触ると、熱かった。
｢...あつい。｣
兼さん顔真っ赤だなぁ、と思っていたけど、私も兼さんに負けないくらい赤いかも。
そう思いながら私は一人静かに呟いた。
｢言い逃げはずるい...｣
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アイチ - ありがとうございました！！凄く良かったです(*>∀<*) (2019年2月12日 0時) (
レス) id: 3b90f32177 (このIDを非表示/違反報告)
みほ(プロフ) - アイチさん» アイチさん！リクエストありがとうございます！いち兄との絡みを書かせていただきました。お気に召さなければなんなりとお申し付けください！ (2019年2月11日 13時) (レス) id: b0af25d81b (このIDを非表示/違反報告)
アイチ - リクエストしても良いでしょうか？一兄との絡みが見てみたいです！！ (2019年2月7日 10時) (レス) id: 3b90f32177 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みほ | 作成日時：2018年10月29日 16時
