【刀剣乱舞】本丸の付喪神【勘違い】

6、悲鳴 ページ6

いつも静かな本丸に、悲鳴が響き渡った。





何があったんだろう、と思い見てみると＿＿＿＿






審神者部屋で、審神者さんが胸を赤く染め、倒れていた。






...審神者さん...死んでる...。






...まぁ、当たり前だよね。






今まで、沢山酷いことをしてきたんだし...。






...いったい、誰が主さんを殺したんだろう...。






そう思いながら周りを見回すと、骨喰と鯰尾がいた。






骨喰｢...すまない...兄弟...。兄弟の手を、汚させてしまった...。｣






鯰尾｢...気にしないで。あの審神者さんが悪いんだよ。骨喰と無理矢理夜伽をしようとしたから。｣






それに、あの審神者さんは潮時だったんだよ。
他の人も殺そうとしていたし。






だから、殺せてよかったー！と血のついた顔でにこっと笑う鯰尾くん。






確かに、みんな審神者さんを殺そうとしていた。





でも、人を殺してしまったら...






『人を殺すのなんて簡単だ』と思ってしまう。





また、次にくる審神者さんをすぐに殺してしまうかもしれない。





だから、あまり審神者さんを殺して欲しくなかった。





まぁ、審神者さん、ここから出ていく気がなかったみたいだからしょうがなかったのかもしれない。





...次は、こんな事が無かったらいいな。





そう考えていたら三日月さんが審神者部屋にやってきた。





三日月｢おお。鯰尾、審神者を殺ったのか。よくやった。｣





鯰尾｢えへへっ。この人はこうなるべき存在の人でしたからね！｣






三日月｢そうだな。...鯰尾、骨喰。いい物を見つけたから広場に行ってほしい。｣






骨喰｢...そうか。わかった。｣






三日月｢では、俺は他の者に声を掛けてくる。｣






鯰尾｢はーい！行ってらっしゃい！｣





そう言うと三日月さんは縁側を歩いていった。







...いいものってなんだろう？







そう思いながら私は鯰尾くん達について行った。

7、刀→←5、悪化

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す