21、女士 ページ23
乱｢やっぱり！刀剣女子もいるんだね！｣
乱くんは私が刀剣女子である事が確認できて喜んでいるようだ。
...そんなに喜ぶことなのかな、と思いながらきゃっきゃと喜ぶ乱くんを微笑ましく見る。
乱｢ねぇねぇ、他にも女士の人はいるの？｣
乱くんは目を輝かせながら私を見て言った。
｢...ううん。私一振だけなんだ。｣
私がそう言うと乱くんは私の顔を見て更に目を輝かせて言った。
乱｢そうなんだ！それじゃあ、貴重な存在だね！｣
｢...そうなるね。｣
...そっかー、刀剣女子って私しかいないんだね...。少し寂しいな...
...と思っていたが、よくよく見てみたら乱くんも女の子に似ている容姿をしているよね。
つまり...
な ・ か ・ ま (仮) って事だよね！←
なら一先ず安心だ...！と思っていると乱くんがムスッとした顔をして私を見ていた。
乱｢...ねぇ、Aさん。ボク、そんなに女の子っぽいかな？｣
｢...私、何か言ってたかな？｣
私は冷や汗を流しながら乱くんに問う。
乱｢ううん。顔に書いてあるんだよね。｣
『女の子っぽい』って
そう言われて顔をぺたぺたと触ってみるが何も違和感がない。
ん...？と思っていると乱くんは苦笑いをしていた。
乱｢...本当には書いてないんだよ？表情が物語っているって言うか...。｣
と眉を下げながら言った。
...うわぁ...っ！やってしまったー！
まあ、話の流れを聞いていたらそうだよね！
やだぁ...長い刃生を生きてきたからもしかしてぼけてきたのかな...？←
などと考えていると乱くんが笑い始めた。
乱｢ふふっ。Aさんってしっかりしてそうで抜けてるところがあるんだね！｣
...自分で今、そう思いました。
私って、結構抜けてるんだね...。
やっぱり老いのせいか...。
まだお婆ちゃんになりたくないよー！
(人間で言うと、もう十分お婆ちゃんです。)
私が考えていると乱くんは｢はぁーっ。笑い疲れたーっ！｣とお腹を抱えていた。
乱｢...もう、怒りがどこかに行っちゃったよ...！｣
｢...それなら、良かったです...。｣
乱｢...でもね、ボクは『女の子っぽい』って言われるのはあまり好きじゃないんだ。｣
『可愛い』なら嬉しいんだけどね！
乱くんはニコッと笑いながらそう言った。
｢...肝に銘じておきます。｣
そう言うと乱くんは満足した笑を浮かべた。
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みほ(プロフ) - 有愛さん» そうです！顕現という言葉が出てこなくて現像と表示していました...。MVPも同じ理由です...。修正しますね。指摘ありがとうございました！更新頑張りますね！ (2018年9月21日 20時) (
レス) id: b0af25d81b (このIDを非表示/違反報告)
有愛 - 現象は、顕現…の事でしょうか？MVPとは、誉の事…ですよね？続きが気になります、更新楽しみにしてます。 (2018年9月21日 18時) (レス) id: ad2c57ea43 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みほ | 作成日時：2018年9月15日 10時
