17、信念 ページ19
優太さんが納得がいかなさそうな顔をしている間も私は笑っていた。
...優太さんの、話し方が変わった...！
敬語が抜けたって言うことは緊張が解けたって証拠だよね。
良かった〜...。
そう思ったので笑ったのだが、優太さんは気づく様子がない。
...気づいてない方がいいよね。と思いながら主さんと縁側を歩いていると鍛刀部屋に着いた。
優太さんは鍛刀部屋を見て｢おおっ...！｣と感激の声を上げた。
鍛刀部屋の中に入ると更に｢おおぉっ！｣と更に感激をしていた。
私はその姿を微笑ましく見ていると、優太さんが話しかけてきた。
優太｢ねぇ、Aちゃん。資材が何処にあるか知ってる？｣
僕、ほんのさっき来たところだから分からなくて...。と頭をかく優太さん。
いつも見守っていたから何が何処にあるのか大体わかるので優太さんに｢少し待っててください。｣と言い、部屋の奥に行き箱の中から資材を取ってきた。
｢..お待たせしました！とりあえず、資材を50個ずつ取ってきました。これで鍛刀してみましょう。｣
私がそう言うと優太さんは激しく首を振り、｢うん！やってみるね！｣と笑顔を見せた。
私は少し後ろから優太さんの様子を見守る。
優太さんは鍛刀にいる妖精さんに資材を渡し、｢よろしくね。｣と言った。
妖精さんはこくりと頷き仕事をしに行った。
...やっぱりこの人が悪い人に見えないな...。
そう思いながら優太さんを見ているとこちらに向かって歩いてきた。
優太｢Aちゃん。何処に資材が保管してあるのか教えてくれないかな？｣
一応、今日から僕がこの本丸の主っていうことになるからね。
そう言いながら私をじっと見つめてきた。
｢...はい。いいですよ。｣
私はそれから鍛刀部屋の奥に向かって歩き始めた。
...優太さんはなんで気が付かないんだろう。
...現像したての私が、本当なら資材がある場所なんて分かるはずがないのに。
...この人は、素直すぎるのだろうか。
...騙されても分かっていないのだろうか。
...いつも、良いように使われていたのではないのだろうか？
...もし、そうだったのなら、
＿＿＿＿＿この人は、不幸すぎる。
この本丸では、そうならないように...
私が、そっと支えてあげよう。
...私は、この本丸のみんなを支えよう。
＿＿例え、支えきれなくて押しつぶされそうになっても...＿＿＿
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みほ(プロフ) - 有愛さん» そうです！顕現という言葉が出てこなくて現像と表示していました...。MVPも同じ理由です...。修正しますね。指摘ありがとうございました！更新頑張りますね！ (2018年9月21日 20時) (
レス) id: b0af25d81b (このIDを非表示/違反報告)
有愛 - 現象は、顕現…の事でしょうか？MVPとは、誉の事…ですよね？続きが気になります、更新楽しみにしてます。 (2018年9月21日 18時) (レス) id: ad2c57ea43 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みほ | 作成日時：2018年9月15日 10時
