砂糖と塩は似合いすぎる(K.keiichirou)

□15話 ページ16

砂糖side




まっすーと待ち合わせの飲み屋へ行く



カランカラン


《いやっしゃぃせー》




店員の落ち着いた声が響く



まっすーどこだろ？
辺りをキョロキョロしていると、





増「小山！こーやま！こっちこっち！」




手招きをしている熊さん発見





まっすーの隣に座って



「ごめんね、こんな夜遅くに」




そう謝ると



増「だから、謝らないでって！俺も1人で飲んでるの寂しかったし、小山が来てくれて嬉しいもの」





「まっすー、本当にありがとう」







「ううん、いいよ」







ひとまずビールを頼み




色んな話をした。



俺があんまり相談を話そうとしないのに、まっすーは全然気にしない様子で、普段通りにしてくれた









2人ともほろ酔いになった頃






増「ねぇ、小山。何があったの？」






「まっすー...」




もう、酔っているんだし、なんでもいっちゃおう






「俺...Aに別れよって言っちゃった」






「手越がさAにLINEで次いつ会える？って送ってたの...手越はAの事好きなのかな」






何も言わずただ俺の声に耳を傾けてくれるまっすー





「あぁ、そういや手越、前にAの事可愛いって言ってたなって。本気で好きになっちゃったのかな。それにAまで...」









「俺の方が絶対Aの事大好きなのに。ツンデレなとことか。俺の作ったご飯を美味しそうに食べるとことか。可愛い笑顔とか。。全部全部大好きなのに。」









気づけば言葉は止まらなくなって。
それと同時に涙も止まらなくなって。









「本当は...グズｯ...別れたくなんか...ないｯ！」

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