クリスマスには天使をどうぞ(Sigeaki.K)

§6 ページ7

シゲside




そういうと君は


バッと顔を上げみるみる真っ赤にした




フルフルと横に首を振って







『よ、よろしくお願いします』





そう聞こえるか聞こえないかの声で言った






────────────
それから数週間が経ち

お互いだいぶ慣れてきた頃






俺には一つ分かったことがある





それはAは意外にドジってことというか不器用？







この前、何故か突然


『シゲくんにご飯を作りたいです！』


そう言って台所にたった


まぁその姿がとても可愛らしくて俺のために...


なんて照れていたら



グシャ



ん？なんか普通料理には出てこない音が聞こえた




シ「A？なんか凄い音が聞こえたんだけど...」




『大丈夫です！美味しく作ります！』



そう言って不思議な音をしばしばだしながら作った料理が出てきた




何を作りたかったのか分からないものだ

色は何を入れたらこうなるのか緑色で匂いはなんとも言えない



Aの方を見ると達成感が滲み出ていて



シ「いただきます」




恐る恐るそれをくちに入れると







ジャリジャリ



うーんなんかジャリジャリなってるし






シ「A、これ何？」







『オムライスです！』




え？ウッソ！？これオムライスなの！？


え？オムライスって普通黄色い卵に赤いチキンライスだよね？



この緑色何！？




『どうですか？美味しくないですか？』



上目遣いで聞いてくるから不味いなんて言えない





シ「お、美味しい...かな」







そういうと


パッと明るくなったから



この日は良しとしよう

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