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☆21 ページ22
手越side
君を見つけた瞬間
雨の音が止んだんだ
周りの音が全部消えて、人もいなくなって
俺と君、二人だけの世界
君と目が合い
君はこっちを向いてフワッと微笑む
そして
ゆっくり君は地面に崩れ落ちた
その瞬間
ザーザーザーザー
雨の音が、人が戻ってきた
呆気にとられていたが
手:あっ、Aちゃん
すぐさまAちゃんの元に歩み寄る
手:Aちゃん!Aちゃん!
しっかり!
Aちゃんからの反応はなく
指先冷たいのに、首は熱くて
熱があるみたいだ
手:どうしよ...
Aちゃんの家は知らないし...かといって喫茶店までは結構あるから
手:俺の家に連れていこう
俺はAちゃんを抱き抱え、来た道を戻ることにした
家路を急いでいる時に
腕の中で眠るAちゃんの吐息が聞こえる
肌と肌が密着しているからAちゃんの体温が俺に伝わってきた
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作者名:歌うからくりピエロ | 作成日時:2017年3月1日 9時