Sweet Memory (ページ7)

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Yuta Side

亜「裕太くんなんでAちゃんと全然話さないのよ」

裕「……いや、特に話すことないかなって」

数「めっちゃAちゃん落ち込んどったで」

落ち込んでた？あいつがなんで？

亜「もう半年も経ったのに裕太くんのこと全然知れなくて悔しいらしい笑」

数「可愛いわ～ほんまペットにしたいっ！」

隼「彼女じゃなくてペットなんすね笑」

数「そうそうそう～個人的にはペットってところが重要やねん」

亜「なんだそれ笑」

3人で盛り上がり始めるのを他所に

遠くの方でメイク道具を片付けているあいつを眺めた。

裕「自分でもよく分からんねんあいつ見てると上手く話せなくなるんよなぁﾎﾞｿｯ」

亜「裕太くんなんて？」

裕「なんでもないし」

数「……ﾆﾔ」

それからしばらくして

数「あ～裕太くん」

裕「ん？」

数「後ろの髪崩れてんでAちゃんに直してもらい」

裕「え？なんであいつなん？美空さんでもいいやん」

数「いいから」

そう言って僕の背中を龍友くんが押したせいで

あいつの目の前に来てしまった。