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Yuta Side
最近よく料理をするようになった。
でもまだ手際よくできるかと言われるとそうじゃない。
少し手こずることもあったけど、あいつのために作った親子丼。
体調悪い奴に親子丼はどうかと思ったが
家にあるもので作れるのがそれくらいしか無かった。
裕「できたで」
「……」
返事がないからどうしたものかと思い
あいつがいるはずのリビングの方を見る。
そしたら無防備にスヤスヤと眠っているあいつが目に入った。
裕「……ったく、男の家でこんなに無防備に寝んなよ」
そんなことを呟くものの少し落ちてしまっている毛布を
きちんとかけ直した。
裕「親子丼どうしよか、」
自分で食べるか悩んだがあいつが起きた時に
食わせればいいかと思いラップをして1度保存しておいた。
時刻はもう夕方をすぎてかなり暗くなった。
裕「いつ起きるやろか」
一応病人なわけやから無理やり起こして
帰す訳にも行かないので映画を見たり
音楽を聴いたりあいつが起きるまで時間を潰した。
22時を回っても一向に起きる気配のないあいつ。
裕「……生きてるか?」
さすがに少し心配になりあいつの傍に行き
息を確かめた。
裕「なんや普通か」
こいつ寝坊助なぁと思って見つめていたら
裕「……なんでこいつにドキドキしてんの俺」
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真晴 - 続きお願いします (1月29日 7時) (レス) id: cc960542d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:すもん | 作成日時:2022年3月22日 1時