Sweet Memory (ページ14)

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Yuta Side

スタッフ「では個人撮りして行きますので、まず佐野さんからお願いします！」

玲「はーい」

撮影が始まりまずは個人撮影ということで

少し空き時間があったからスタジオ内でスマホを触っていた。

涼「そう言えばAちゃんいないね」

裕「また片付けでもしてんのやろ」

涼「裕太くん呼んできなよ」

裕「え？なんで呼ばなあかんの？」

隼「呼んできてよ裕太くん」

裕「そんな来て欲しいなら隼が呼びに行きーや」

隼「でも今から俺と涼太くん雑誌のインタビュー受けるんだよ」

龍「ほらほらグズグズ言ってないで呼んでこい！」

そう龍友くんに強く背中を押された。

なんか前もあった気がすんなコレ。

なんやねんと思いながらあの人がいるであろう楽屋に向かった。

ドアを勢いよく開けてみたものの

中には誰もいない。

裕「……おらんのか？」

今日は大きな撮影やから途中で帰ることはないと思うねんけど、、

……

そういやあいつ次の衣装の準備するとか言ってたよな。

廊下に出て衣装部屋を探すが、全く見つからない。

それに結構な時間が経っているのに廊下に姿を現さないあいつ。

裕「なにしてんねんあいつ」

そんな時ふと、今日のあいつの状態を思い出した。

朝から少し顔色が悪くていつも明るく隼と話していたのに

今日は少し元気がなさそうだった。、

裕「……もしかして」