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美蘭と別れてお母さんとの待ち合わせ場所へ向かう。

貴「お母さん、お待たせ」

母「A、早かったね。もうちょっとかかるかと思った」

貴「急いで来たからね!」

母「ゆっくりでよかったのに」

貴「いいからいいから、早く行こ?」

母「うん、そうね」


電車に揺られること数駅。

貴「ここが新しい家の最寄り駅になるんだよね?」

母「そうよ」
引越し場所は新しいお父さんの家が広いらしく、そちらに一緒に住まわせてもらうことになった。

家周辺の地理も少し見てみたいというお母さんの提案で、今日のお店も新しい家の近くになったそう。

母「ん?あれ、Aと同じ学校の子じゃない?」

貴「え?」
お母さんの視線を辿ると有名な4人組がいた。

母「男の子の制服あんな感じだったよね」

貴(え、あの4人もしかしてここら辺に住んでる、とか?)


せ「もうそろそろ行くわ〜」

う「おう、気をつけろよ〜」

せ「はぁい、じゃあまた来週な〜」
4人で何か楽しげに話していたようだったけど、折原くんだけ3人と別れ別の道を歩き始めた。

母「あの子たち知り合い?」

貴「え?な、なんで?」

母「あの子たちのこと見てたから、そうかなって」

貴「ん〜、まぁ知ってはいる、かな」

母「やっぱり、声かけなくてよかったの?」

貴「うん、そんなに話したことないし...。それよりも早くお店向かおうよ」

母「わかった、でもちょっと予定より早く着いちゃいそうだから、ゆっくり行こっか」

貴「うん、そうしよ」
お母さんと話しながらしばらく歩いていると、お店の看板が見えてきた。

貴「あ、お母さん、お店あそこ?」

母「そうそう、ゆっくりしてたらいい時間ね」
スマホを見ると待ち合わせ時間の丁度10分前。

私たちはお店のドアを開けた。

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設定タグ:浦島坂田船 , となりの坂田。 , センラ   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:雛菊 | 作成日時:2022年2月8日 22時

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