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予鈴がなり、屋上から教室へ戻る。
廊下での視線や、こそこそとした話し声が耳に入り、もう広まったのかと感心してしまうほど。
貴(変なのに絡まれなければいいけど、)
幸い、うちのクラスはみんないい人ばかりなので特に何もなさそう。
それから普通に授業を受けて、気付いたら帰る時間。
せ「A〜、明日何時やったっけ?」
貴(明日...引っ越しの時間のことかな?)
貴「んー11時くらいには着くと思う」
せ「わかった〜」
貴「ん、また明日ね」
せ「うん、気をつけて帰りや」
軽く挨拶を交わして、美蘭と一緒に学校を出た。
𓂃 𓈒𓏸𑁍 翌日 𑁍𓏸 𓈒𓂃
引っ越しのトラックに荷物が積まれ、私とお母さんも新しい家へと向かった。
新居という訳じゃないから、ほとんどのものは家にあるけど、私とお母さんのタンスやら、私たちの家にある新しめのものだったりは、持っていこうという話になっていた。
さすがにお父さんの車じゃ運べないから引っ越しトラックにお願いして。
家に着くと、待ってましたと言わんばかりのセンラと、何故かいるうらたん、志麻くん、さかたんまで準備万端で部屋にいた。
貴「...なんでいるの?」
母「あら、お友達?」
せ「あ、母さん。紹介するわ、俺の幼馴染」
う「初めまして、センラとAと仲良くさせてもらってます。浦田 渉です」
し「月崎 志麻です」
さ「センラとAと同じクラスの坂田 悠です!」
母「ふふ、Aとセンラの母です。Aとも仲良くしてくれてありがとう」
貴「ちょっとお母さん...」
う「いえ、センラの妹となれば俺らの妹も同然です」
貴「ちょ、うらたん!」
う「ん?」
ニコッと笑ってうらたんはこちらを見た。
し「それにしてもお母さん綺麗ですね」
母「あら、お上手」
し「いや、お世辞じゃないですよ!まじで」
さ「ほんま!Aともそっくりやし」
貴「え、」
貴(それって...つまり)
母「中身までみんなイケメンくんね、A」
貴「え!?あ、いや...で?結局なんでいるの?」
せ「引っ越しの手伝いに来てくれてん、男手あったほうがええかなって」
母「そうだったの?すごく助かるわ。じゃあ早速で悪いんだけどお願いできるかしら?」
う「はい、もちろんです。ほら行くぞ〜」
うらたんの声に3人は動き始めた。
⋆*❁**.·.。゜✿.*・
更新お待たせしました💦
早く続き書きたいな...と思ってはいるけど、なんせ時間がないんです😭
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作者名:雛菊 | 作成日時:2022年2月8日 22時