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次の日、いつも通り美蘭と学校へ向かう。

貴「あ、ねぇ美蘭」

美「んー?」

貴「昨日さ、センラのお見舞い行ったらうらたんたちが来たんだけどさ」

美「うらたん...?ってもしかして浦田先輩!?え、まじ?」

貴「そー、それでさ〜」
昨日のことを美蘭に説明する。

美「昼、一緒に食べることになった!?」

貴「そうなの、だから美蘭も一緒に食べよ?」

美「え、でも...私まで?」

貴「みんながいいって言ってるし、ていうか一緒に来てくれないと困る...」

美「んー、わかった」

貴「ありがと、美蘭!」



教室に入り、美蘭と話していると教室のドアが開き、センラとさかたんが入ってきた。

貴(センラ、あの後も悪化しなかったのかな。よかった)
するとセンラと目が合いニコッと微笑まれる。

私も微笑み返し、美蘭の方へ視線を戻そうとするとさかたんがこちらへと向かってきた。

貴(...え、)
さかたんは私の前で止まり、スマホを取りだした。

貴「...え、っと」

さ「Aおはよう!そういえば昨日連絡先交換してへんと思ってさ?教えてや〜」

貴「あ、...うん」
周りからの視線が痛い。

さ「あ、そういえば昼は?一緒に食えるん?」

貴「え?あ、えと...ん、大丈、夫」

さ「ほんま?よかった〜!センラ〜Aも一緒に食えるってー!」

貴(はぁ...)
より周りからの視線が鋭くなった気がする。

センラも呆れ顔でこちらを見ている。

さ「よし、できた!...あれ、昼食べれるってことは佐伯さんも一緒ってことやんな?」

美「え!?」

さ「あれ?違った?」

美「あ、ううん、...お邪魔するね、」
急に振られた美蘭は焦ったように応えた。

さ「あ、じゃあ佐伯さんも連絡先交換しようや〜」

美「あ、うん」

さ「サンキュー!じゃあまたお昼な!!」
そう言ってさかたんは自分の席へ戻って行った。

すると女子たちが一気に押し寄せてきた。

女1「Aちゃん!美蘭ちゃん!どういうこと!?」

女2「なんで坂田くんと仲良いの!?」

女3「お昼一緒に食べるって!?」

貴「あ、えっと...」
貴(ど、どうしよ)



さ「え!なんやAたちめっちゃ人気者やな〜」

せ「はぁ、アホかお前は」

さ「はぁ?アホちゃうし!!!」

せ(...言うしかないか)

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設定タグ:浦島坂田船 , となりの坂田。 , センラ   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:雛菊 | 作成日時:2022年2月8日 22時

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