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さ「そんな素振り全然なかったやんけ！橘さん！！いつからセンラと付き合ってたん！？」
坂田くんは私の肩を掴んで揺らしまくった。
貴「え！？いや、私たち付き合ってな、わっ！」
弁解しようとすると、グッと腕を引かれてそのまま引き寄せられた。
せ「なんや騒がしいと思ったら坂田たちか」
貴「せ、せんら？」
さ「センラ！お前いつから橘さんと付き合ってたんよ！」
せ「はぁ？...あ〜なるほど。いつからって、ん〜いつからやったかなぁ？」
貴「ちょっとセン、」
せ「ていうか、さかたぁ〜お前、人様の『彼女』にベタベタ触るもんやないで？」
さ「はぁ〜？なんやムカつくなぁお前」
2人は私を挟み、お互い煽りまくっていた。
貴(どうしよ...あれ？でも、なんで私がセンラの彼女だって)
貴「もしかして...」
う「はぁ...おいセンラ、そろそろ坂田からかうのやめろ」
さ「へ？」
せ「はぁい」
し「坂田、この子は多分センラの彼女じゃないと思うで？」
さ「え？どゆこと？？」
せ「Aは、俺の『妹』やで」
さ「いもうと...？」
せ「そう」
さ「え、そうなん？」
坂田くんは確認するように私の方を見た。
貴「うん、センラから聞いてなかったの...？」
さ「聞いてへん！なんやねん、そうならそうとはよ言えよ、センラ！！」
せ「いや、なんか勘違いしてるみたいやったし」
貴「...なんで話してなかったの？」
せ「ん〜まぁ特に意味はないんやけど、なんとなくな？」
貴「...」
せ「ごめんて、A〜。こうなるとは思ってなかってん」
貴「まぁいいけど...。とりあえず中入ろ。坂田くんたちもあがっていくよね」
さ「うん、そのつもり〜」
貴「うん。...あと、センラ手退けてくれる？」
せ「えぇ〜、別にええやんけ」
貴「よくない」
せ「ええからええから」
センラはそのまま私の手を掴み、リビングへと歩いた。
貴「あ、ちょっと」
𓂃 𓈒𓏸𑁍 𑁍𓏸 𓈒𓂃
う「あんなセンラ初めて見た」
し「ほんま、なんか甘々やなぁ」
さ「ねぇ〜うらさんとまーしぃーは最初から気づいてたん？」
う「あの子のこと？」
さ「そー」
う「まぁちょっと考えれば分かるよね？まーしぃー」
し「まぁそうやな」
さ「分からんかったの俺だけやん...」
う「ほらいいから早く行くぞ」
⋆*❁**.·.。゜✿.*･
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作者名：雛菊 | 作成日時：2022年2月8日 22時
