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「じゃあ殺してやらねえ」
『なんで』
「俺がすすんでひとの望みを叶えるたまに
見えるか？」
『見えない、けどその方があなたも楽。それに』
「あ？なんだ」
『殺されるなら、あなたが良かった』
「ハッ、それは一種の告白かよ」
『そう、なの』
恋なんて愛なんて分かんないけど
『ただ、大したことのない人間に殺されるより
いくらか良い』
もちろん何も無い自分自身も大層な人間で
あるとは思っていないから
「初めて笑ったな」
『え？』
笑う？
「無表情の仮面でもつけてんのかと思ったが、
笑ってたぜお前」
『初めて』
「は？笑ったのがか」
『うん』
物心ついた時から笑ったことなんてなかった、
あったとしても記憶にない
「お前、船に乗れ」
と急に言い出した
『乗ってるけど』
「違え、クルーだ」
私に海賊になれと？
『海賊なんてできない』
「海賊にできるできないもねえよ、
これは強制だ」
『あなたの命を狙うかもしれないのに』
まあそんなことするメリットも今は
思いつかないけど。
「そんときは何回でも返り討ちにしてやるよ」
『ふふ、やっぱり変な人』
今なら自分が笑っているのが分かる
『いいよ、あなたの船に乗る』
「生意気なやつだ」
いつのまにか朝日が昇っていた
彼の仲間が異変に気付いてこちらに来ている
「キッド！！侵入者が船に！」
確かこの人はキラー、賞金首でもある。
「お頭！すまねえ見張りだったのに」
「もういい捕まえたぜ、あとこいつを仲間にした」
「は？仲間にか、敵だろ」
「俺がさっき決めた。ああ、後
___俺の女にすることにした」
『はあ？』
「め、珍しいこともあるんすね」
キラーさんなんて驚きすぎて声も発して無い
『本気？』
「冗談だと思うか？」
『思わないけど』
「嫌って言ってももう遅え、俺は1度決めた
ことは変えねえ」
『嫌なんていってない』
だってあなたに惹かれているから
「分かって言ってんのか」
当たり前、私だって冗談は言わない。
『ねえ、私が死ぬときは殺して』
私を誰にも殺させないで
「てめえの最後は俺が引き受けてやるよ」
私を殺すのはやっぱりあなただ。だって、
あなたを私に欲しくさせたのはあなたで
何の欲も持たない私を“
(補足)
・いつものごとくくっつくの早い
・男らしいキッドさんを書きたかった
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マリコ - ワンピース短編集はロビンの生き別れの弟設定とロビンに恋をしてそれからチョッパーより幼い小柄男ヒロインをホシホシの実の能力者にしてそしてヒロインがロビンに『好き』って気持ちを答えるお話を見せてください。 (2019年10月6日 23時) (
レス) id: 24c223a836 (このIDを非表示/違反報告)
ゆづき(プロフ) - 桜野さん» 嬉しい言葉をありがとうございます！ぜひリクエストしていただけるとこちらもありがたいです〜〜！笑笑 (2019年10月5日 11時) (レス) id: 06565da2d5 (このIDを非表示/違反報告)
あいあい(プロフ) - ゆづきさん» それはよかったです！笑笑頑張ってください！ (2019年10月4日 19時) (レス) id: c40f153f59 (このIDを非表示/違反報告)
桜野 - キラーさんを書いてくれてありがとうございます！ とっても素晴らしくて何度も読み返してしまいました。 また今度、リクエストしても良いでしょうか？ これからも楽しみにしています！ (2019年10月4日 16時) (レス) id: 7168db6a1b (このIDを非表示/違反報告)
ゆづき(プロフ) - マリコさん» 麦わらの一味はあまり書かないのですが、書いてみますね！ (2019年10月4日 16時) (レス) id: e3f0ab9c5e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆづき | 作成日時：2019年9月18日 19時
