殺し文句【キッド】 ページ25
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「私を殺すのがあなたでよかった」
夜が長くなった季節のある晩私は人を殺す。
といっても今日が初めてなわけではなく、
その人を恨んでいる、なんて復讐でもない
これは仕事だ。
新世界にある国のはずれの町、
海賊がたむろしやすい詳しくいうと
過ごしやすい治安の悪い町にある港。
そこにとめてある変わった形の船に忍び込む
1番奥の部屋で眠っている海賊の船長を殺す
息を潜めて近づき、首元に小型のナイフを
当て、振るう。
いつも通りにさっさと済まそうとした
そのとき、
「おい、こんな夜中に訪問なんてなあ、
もてなしの１つもできねえぜ」
と、私のナイフを弾いた。
『必要ない』
起こしてしまった。いつもなら気づかない
うちにターゲットは死ぬのに、気を取り直して
ナイフを振るい続ける。
「どんな野郎かと思えばなかなかの
上玉じゃねえか」
なかなか当たらない、どころか軽くあしら
われている、楽しんでいるようにも見える。
『ねえ、ふざけてるの』
「そうだなあ、そろそろケリをつけようか」
そういって能力を発動させ金属である私の
ナイフを奪った、そしてベットの柱にひもで
手をくくりつけられた。
「暗殺者にしては弱い、そんなに舐められて
んのか、俺は！」
そもそも暗殺とは正々堂々殺せない、
実力で勝てないから不意打ちでやるのだ。
万全な能力者に勝てるはずもない
ましてや億越えの賞金首なんて。
『どうでもいいから、はやく殺して』
人を初めて殺したときから、ロクな死に方では
ない分かっていた。いつかこんな日が来ると
知っていた。でも、彼は、
「殺す？なんで俺がそんな面倒くさいことを」
『はあ？私はあなたの命を狙った。
その他に理由がいるの』
「俺は俺を笑ってきたやつを殺してきた、
が、誰でも殺すわけじゃねえ。それはただの
殺人鬼だ。」
そんなものに成り下がるつもりはねえと
彼は笑った。
『変わった人』
「そうか？お前だって誰彼構わず殺すわけ
じゃねえだろ」
確かに。依頼でしか殺しはしない
『じゃあどうするつもり』
例えば飼い殺しにでもされるのだろうか。
「どうにかしてほしいのか？」
『さあ』
別に殺しに快楽を求めていたわけでは
ないから、解放されて仕事を続けたいとも
思わない、けど
『殺してくれた方が楽』
夢も希望ももってない。
何かに絶望してるわけではないが私には
欲がないのだ、悪い意味で
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マリコ - ワンピース短編集はロビンの生き別れの弟設定とロビンに恋をしてそれからチョッパーより幼い小柄男ヒロインをホシホシの実の能力者にしてそしてヒロインがロビンに『好き』って気持ちを答えるお話を見せてください。 (2019年10月6日 23時) (
レス) id: 24c223a836 (このIDを非表示/違反報告)
ゆづき(プロフ) - 桜野さん» 嬉しい言葉をありがとうございます！ぜひリクエストしていただけるとこちらもありがたいです〜〜！笑笑 (2019年10月5日 11時) (レス) id: 06565da2d5 (このIDを非表示/違反報告)
あいあい(プロフ) - ゆづきさん» それはよかったです！笑笑頑張ってください！ (2019年10月4日 19時) (レス) id: c40f153f59 (このIDを非表示/違反報告)
桜野 - キラーさんを書いてくれてありがとうございます！ とっても素晴らしくて何度も読み返してしまいました。 また今度、リクエストしても良いでしょうか？ これからも楽しみにしています！ (2019年10月4日 16時) (レス) id: 7168db6a1b (このIDを非表示/違反報告)
ゆづき(プロフ) - マリコさん» 麦わらの一味はあまり書かないのですが、書いてみますね！ (2019年10月4日 16時) (レス) id: e3f0ab9c5e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆづき | 作成日時：2019年9月18日 19時
