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20話 ページ20
帽子が置かれその帽子が歌い出した
「人は見かけによらぬもの
私をしのぐ賢い帽子
あるなら私は身を引こう
山高帽子は真っ黒だ
シルクハットはすらりと高い
私はホグワーツ組分け帽子
私は彼等の上をいく
君の頭に隠れたものを
組分け帽子はお見通し
被れば君に教えてあげよう
君が行くべき寮の名を
グリフィンドールに行くならば
勇気ある者が住まう寮
勇猛果敢な騎手道で
他とは違うグリフィンドール
ハッフルパフに行くならば
君は正しく忠実で
忍耐強く真実で
苦労を苦労と思わない
古き賢きレイブンクロー
君に意欲があるならば
機知と学びの友人を
ここで必ず得るだろう
スリザリンではもしかして
君はまことの友を得る
どんな手段を使っても
目的を遂げる狡猾さ
かぶってごらん！ 恐れずに！
興奮せずに、お任せを！
君を私の手に委ね(私は手なんかないけれど)
だって私は考える帽子！」
歌が終わると広間にいた全員が拍手喝さいをした
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作者名：月読巫女 | 作成日時：2016年10月26日 22時
