あなたと。 (ページ13)

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無理ページ13

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福「なぁ、A 」

『た、いせ....？、』

もう家に着くって言う時だった

後ろを歩いていたのであろう大晴が
強い力で腕を掴んできて壁に押し付けられた

福「俺やっぱ無理やわ」

『な、なにが、？』

福「正門と付き合ってんの。俺反対」

『 ....そう、やんな』

福「なぁ、別れた方がええって。
お前自分が何してるか分かってんの？」

『分かってる、でも別れる気はない』

福「俺はAのためを思って言うてんねん、頼むから言うこと聞いて。バレたら退学やで？お前のこれからの人生に関わることやから」

『それ覚悟して付き合ってるから』

福「 ........あっそ、ほんなら勝手にせえよ」

怒ったように家に入って行った

もう大晴とは話せないんだ、と思うと涙が溢れてきた

大「あれ？A、？」

『おにい、ちゃ......、』

大「え！？どうしたん！？誰に泣かされた！？」

『ふぇえ....、おにいちゃんっ、』

大「よしよし、とりあえず話は後で聞くから家入ろう？な？」

『 ......うん、』

初めてかもしれない
こんな風に兄に泣きついたのは

大「何があったか話してみ？」

『大晴にね、』

大「はっ？大晴に泣かされたん、？！」

『最後まで聞いてほしい。よしくんと付き合ってるのバレて....、別れろって言われたけど別れたくないって言ったら勝手にせえって言われただけ』

大「んーまぁ、大晴の言い分も分からんでもないけど、Aは正門が好きやねんもんな？」

『うん....好き、わかれたくない、』

大「難しいところやなぁ、」

ピンポーン

大「もう誰よこんなときにぃ！！」

プンスカ怒ったお兄ちゃんが戻ってきたら
今会いたくてしょうがない人がいた

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