・ ページ21
you side
生放送が終わると、スタッフさんがこっちに駆け寄ってくれた。
ス「おつかれさまでしたー！2人の空気感、いいですね。もっと正門くんがお兄ちゃんみたいなかんじになるのかと思ったけど、三神さんがしっかり話もボケもできるから真面目に聞いちゃったよ」
「お、よかったです！」
正「Aはしっかりしてますからね。年齢差とか全然気になりませんよ」
ス「Twitterでは、『正門くんの好きなタイプってみかちゃんでしょ？』とか『実はお似合いコンビ』って話題になってますけど」
ニヤニヤするスタッフさん。そういうふうに見えてんのかあ。わたしからしたら、正門くんの頼れるお兄ちゃん感は拭えへんのやけど。
それに、正門くんにアプローチをかけられても未だにどっかふわふわするのは、正門くんの好きなタイプに当てはまってない気がするから。
「お似合いかなあ。いやあ、光栄ですね！」
正「好きなタイプは、そうですね〜。ノーコメントでもいいですか？」
そう言いながら、正門くんは笑ってわたしの頭に手を置いた。
「Aぇ! groupの正門くんですか？」
帰り道、最寄り駅から正門くんと歩いてたら、1人の女性に声をかけられた。
見た感じ、OLさんかな？正門くんと同い年くらいか、もう少し上くらい。
正「あ、はい、そうです」
女「わあ！ファンなんです。さっきもラジオ聴いてました！」
正「うわー、ありがとうございます！もうこんな時間なんで、気をつけて帰ってくださいね」
「これからもAぇヤンタン、よろしくお願いします！」
わたしの声に、女性の顔が一気に歪む。え、なに？あ、わたしってわかってないからびっくりしはったんかな。
「いきなりすいません、同じグループの三神…」
女「知ってるけど。今あたし、正門くんと話してるから」
自己紹介しようとしたら、思わぬ返答。正門くんのほうを見たら、夜道でもわかるくらいびっくりした顔をしてた。
「あ、そうですよね！ごめんなさい！」
正「…これからも、僕らの応援よろしくお願いしますね」
女「はい！6人のこと、ずっと応援してます！」
カツカツとヒールを鳴らして立ち去るその人。左側から、ものすごく黒いオーラを感じる。
「あの、正門くん。わたし気にしてへんから」
正「Aがよくても、俺は気分悪いよ。なんなん今の」
初めて目の当たりにした、いわゆる「アンチ」。
女の敵は女ってことなんかねえ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 987人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
^_^ - もう、夜中に読み漁って、、、もう、、話を読み進めるたびに、この人！？この人！？ってなって全員行け！って思うけどやっぱり推しと、、繋がってほしい、、です、、大好きなお話です！ありがとうございます！ (2022年6月28日 3時) (
レス) @page12 id: 32dc2075cf (このIDを非表示/違反報告)
リリー(プロフ) - かつみさん» わー、またコメントいただけてうれしいです！ありがとうございます。実は前にコメントいただいたとき、誠也くんをどうするかめちゃくちゃ悩んでいて…（笑）引き続きお楽しみいただけますと幸いです！ (2021年10月31日 13時) (レス) id: 17cd2db3b1 (このIDを非表示/違反報告)
かつみ(プロフ) - きゃー誠也さま、でてきましたね！うれしいです！ (2021年10月31日 13時) (レス) @page34 id: c63f8802c7 (このIDを非表示/違反報告)
リリー(プロフ) - 涼花さん» 涼花さん、コメントありがとうございます。ビバちぇとの関係性、すごくいいですよね…！お気遣いありがとうございます。今後もぜひご愛読いただけますと幸いです！ (2021年10月18日 9時) (レス) id: 17cd2db3b1 (このIDを非表示/違反報告)
涼花(プロフ) - いつも更新楽しみにしてます、、！個人的にはびばちぇのどちらかと結ばれて欲しいと思っております笑。本当にこの作品大好きです！無理せず更新頑張ってください、！！ (2021年10月18日 3時) (レス) @page17 id: 2442b1f5fa (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：リリー | 作成日時：2021年10月11日 21時
